【海外動画より】米国の元海兵隊情報官で軍事アナリストのスコット・リッター氏は、米国の対話番組に出演し、ウクライナ情勢や中東を巡る動向について見解を述べました。同氏は、ロシアとウクライナの衝突について、情報や心理的な手段を用いて社会の内部崩壊を狙う「精神戦」の側面が色濃くなっていると分析しています。ウクライナ側によるロシア領内への無人機攻撃は心理的な動揺を誘う目的でしたが、直近に発生したロシアの学校への攻撃が決定的な転換点になったと指摘します。この事態を受けてロシアの世論は一気に強硬化し、プーチン政権に対して強力な対抗措置を求める声が急速に高まったとしています。
リッター氏は、ロシア側が最新鋭の新型ミサイル「オレシュニク」を用いた大規模な報復攻撃の準備を進めていると言及しました。この攻撃は単発的なものではなく、ウクライナの指導部や意思決定機関、主要な産業基盤を標的とした持続的かつ組織的な破壊作戦に発展する可能性が高いと述べています。さらに、ロシアのラブロフ外相が米国のルビオ国務長官に直接連絡を入れ、国際法に基づく事前の通告として、キエフにある米大使館周辺への攻撃を示唆し、職員の退避を促したという具体的な動きも明かされました。同氏は、ロシアによるキエフへの攻撃が極めて壊滅的な規模になり、欧州諸国に対してもロシアの圧倒的な軍事力を誇示する明確な警告になるとの見方を示しています。
一方で、トランプ大統領率いる米国とイランとの関係についても厳しい予測が立てられました。リッター氏は、米国がイランと包括的な外交合意を結び、それを維持することは困難であると主張しています。トランプ氏の政策方針の一貫性の欠如や、イスラエルの存在が外交的解決を阻む要因になると説明しました。イスラエルのネタニヤフ首相は米国内の親イスラエル派ロビーを通じて影響力を行使しているものの、最終的に米国の政治を動かすのは経済的な利害であるとも分析しています。特にホルムズ海峡を通じた原油供給の滞りによるエネルギー危機が米国の国内経済を脅かした場合、トランプ氏はイスラエルに対して自制を求めることになり、イスラエル側も経済的な依存度の高さからそれに従わざるを得なくなると予測しました。
Scott Ritter : Why Bother to Negotiate With Trump? - YouTube
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