【海外動画より】アメリカの外交政策における覇権維持への執着と、その対象となるロシア、イラン、中国への攻勢について、元米海兵隊員で地政学メディア主宰者のブライアン・バーレティック氏が分析を行っています。同氏によると、米中首脳会談などに見られる米国の外交は、平和的解決のためではなく、さらなる対立に向けた大義名分や地政学的な優位性を形成するための手段に過ぎません。米国は理性的であるという印象を対外的に与えつつ、実際には次の対立への準備を進めていると指摘します。
伝統的な国際政治では力の均衡が平和をもたらすとされますが、現在の米国が目指すのは単独の優位性である覇権そのものです。バーレティック氏は、米国がロシアやイランを弱体化させることで、結果的にこれら2カ国が中国への依存を強める構造を生み出していると論じます。さらに米国は、欧州をロシアのエネルギーから切り離したのと同様の手法をアジアでも展開しており、中東の紛争や海上交通路への介入を通じて、アジア諸国に米国製エネルギーへの依存を促し、中国包囲網へ協力させるレバレッジに利用していると解説します。
このような米国の戦略は外交のみならず、インフラ破壊を伴う多面的な攻勢へと発展しているとみられています。中国が進める一帯一路構想に対し、ミャンマーやパキスタンなどでインフラを標的とした武装勢力による攻撃が行われており、これらは米国が支援する代理勢力による工作であるとバーレティック氏は言及します。さらに東アジア地域においては、韓国、日本、フィリピンを実質的な軍事同盟のように統合し、有事の指揮権を米国が掌握する構造を維持することで、中国に対する軍事的な障壁を構築していると分析します。
同氏は、地球規模の帝国主義的な試みは非合理的で持続不可能としつつも、国際社会はその破壊的な影響力を過小評価すべきではないと警鐘を鳴らします。衰退を拒む米国が、自国の優位性のためにどこまで過激な手段に出るかは予断を許しません。最終的な焦点は、ロシア、中国、イランを中心とする多極化世界が、米国の引き起こす混乱よりも早い速度で新たな経済協力関係を構築し、抑止力を高めることができるかどうかにかかっていると締めくくっています。
Brian Berletic: The New Great Game - War Against Iran, Russia & China - YouTube
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