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2026-05-20

白金族、供給不足続く

Structural Supply Deficits Forecast to Continue Driving Platinum Group Metal Prices Higher [LINK]

【海外記事より】貴金属市場のアナリストであるマイク・マハレイ氏による記事によると、白金族金属(PGM)の価格が、慢性的な供給不足と好調な市場動向を背景に昨年大幅に上昇しました。調査機関のメジャーズ・フォーカスは、この上昇傾向が今年も続き、価格にはまだ十分な上昇余地があると予測しています。プラチナは2025年に119%上昇し、2026年1月後半には1オンスあたり2923ドルの最高値を記録しました。パラジウムも同様の動きを見せ、2025年には914.10ドルから78.7%上昇し、1月には1100ドル弱に達しました。こうした価格上昇の背景には、現物の需給逼迫や投資家の関心の高まり、通商政策による影響への懸念などがあります。

市場の供給不足は深刻です。2025年のプラチナ需要は供給を95万1000オンス上回り、4年連続の不足となりました。パラジウムの供給不足も、2024年の21万8000オンスから昨年は41万6000オンスへとほぼ倍増しています。こうした現物不足に対し、主要産出国である南アフリカでの洪水や北米の鉱山の操業停止などが重なり、昨年の生産量はプラチナ、パラジウムともに4%減少しました。

一方で需要面に目を向けると、自動車向けの需要は電気自動車の普及により、昨年は2%減少して1190万オンスとなりました。しかし、他分野での需要がそれを補っています。特に投資需要が急増しており、小口投資向けの需要は96%増の40万4000オンスに達し、その約60%を中国による購入が占めました。さらに、人工知能(AI)のブームに伴って電子機器向けの需要が8%増加したほか、化学分野の需要も3%増加しました。宝飾品向けでは、金価格の高騰を受けてメーカーがプラチナへシフトしたため、需要が10%増加して過去9年間で最高の水準を記録しています。

メジャーズ・フォーカスは、2026年も供給不足が継続すると見込んでいます。ただし、今後の価格は需給バランスだけでなく、投資家の資金流入や政策介入に左右される性質が強まると指摘しています。2026年のプラチナは31万2000オンスの供給不足となり、年平均価格は前年比71%高の2190ドルになると予測されています。パラジウムも37万6000オンスの不足となりますが、投資家の意欲が限定的なためプラチナより安値で推移し、年平均で前年比37%高の1570ドルになる見通しです。同行は、2026年もすべての白金族金属の価格がさらに上昇すると予想しています。

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