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2026-05-29

合意形成が不可能な国

【海外動画より】元国連武器査察官で米海兵隊情報官、現在は地政学アナリストとして活動するスコット・リッター氏は、ジャーナリストのダニー・ハイフォン氏がホストを務めるデジタル番組に出演し、激化するアメリカとイランの紛争、およびロシアとウクライナの戦況について独自の分析を展開しました。同氏によると、イランがクウェートにある米軍基地に向けてミサイルを発射し、ホルムズ海峡で米国のタンカーを阻止したとされる事件を巡り、米軍とイランの主張が対立しています。米中央軍はイランによる停戦違反を主張していますが、リッター氏はそもそも米国が経済封鎖という戦闘行為を継続している以上、実質的な停戦などは最初から存在しないと一蹴しています。

リッター氏は、米国政府の本質を「合意形成が不可能な存在」と定義しています。トランプ大統領は国家間の条約や公式な合意に関心がなく、自身にのみ都合の良い一時的な取引しか求めていないため、仮に何らかの了解に達したとしても、すぐに方針を覆して再交渉を迫る傾向があると同氏は指摘します。さらに、中東情勢の緊迫化を背景に、米国の軍事インフラの脆弱性が露呈しています。戦略国際問題研究所の報告書によれば、イランとの短期間の戦闘でトマホークやサード、パトリオットなどの主要ミサイルが枯渇しており、在庫を戦前の水準に補充するには現在の生産体制で3年から5年もの歳月を要します。部品製造に必要な中国産のレアアースへのアクセスも制限されており、米国の防衛産業は長期戦に対応できない致命的な欠陥を抱えているのが現実です。

話題はウクライナ情勢にも及び、リッター氏は西側の報道とは裏腹に、ロシアが戦場で圧倒的な優位を保っていると述べています。ウクライナとその後援者である英国は、ドローンを用いた非対称戦闘や心理戦を展開していますが、民間施設への攻撃がロシア国内の激しい世論の反発を招きました。ロシア政府はこれ以上の交渉を打ち切り、ウクライナに対して無条件降伏を突きつける姿勢に転換しています。今後はウクライナの指揮統制センターや地下軍事施設に対する精密攻撃が段階的に実施される見通しであり、そこに潜入している西側の技術者や軍人にも甚大な危険が及ぶため、ウクライナは今夏にも全面的な崩壊に向かう可能性があると同氏は予測しています。

最後にリッター氏は、米国がキューバやベネズエラに対して試みている政権転換工作についても言及し、現在のキューバ国民は革命の精神を強く維持しているため、西側の資金や圧力で買収することは不可能であり、介入を試みればさらなる失敗に終わると警告しました。同氏は次週、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムに出席するためにロシアへ渡航する予定であり、西側諸国が経済的・軍事的な優位性を失いつつある歴史的な転換点を、独立したジャーナリストの視点から現地で直接見極め、今後も事実に基づいた情報を発信し続ける意向を示して番組を締めくくりました。

Scott Ritter: Iran STRIKES US Base in Kuwait, FIRES on US Tanker – Trump's Attack BLOWS UP - YouTube

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