Schiff on VRIC Media: Inflation Is Worse Than They Admit | SchiffGold [LINK]
【海外記事より】米国の経済評論家であるピーター・シフ氏がメディアのインタビューに応じ、物価上昇やFRB(米連邦準備理事会)の資産拡大、そして債務の増加が、金のような「本物のお金」の価値を高めていると指摘しました。シフ氏によると、現在の消費者物価指数の前年比上昇率は3.8%ですが、1か月前の3.3%から上昇傾向にあり、4月の数値を年率換算すると約7.2%に達します。市場はこれに大きな反応を示していませんが、インフレは当局の掲げる2%の目標を大きく上回り、間違った方向へ進んでいると警鐘を鳴らしています。
さらにシフ氏は、FRBの最近の動向について、実質的な量的緩和(QE)への回帰であると批判しています。FRBは資産圧縮を停止し、今年に入ってから既に2000億ドル以上もバランスシートを拡大させているとのことです。通貨供給量も少なくとも5%のペースで増加しており、これは2%のインフレ目標とは到底相容れない動きです。同氏は、今後金利が急騰すれば、FRBはさらに国債の買い入れを強化せざるを得なくなり、インフレと資産価格の歪みがより一層激しくなると予想しています。
また、インフレは実質的な資産価値を高めるわけではなく、単に価格を押し上げているに過ぎないと解説されています。株や不動産を所有していない一般の消費者は、毎週スーパーマーケットに行くたびに生活必需品の値上がりに直面し、購買力を奪われるため、インフレの恩恵を全く受けられないと指摘しています。
米国の財政に関しても、公表されている債務データは過小評価されていると述べています。現在の債務対GDP比は約122%であり、政府が返済義務を負う資金は39.2兆ドルに上りますが、ここには学生ローンや住宅ローン、年金基金への政府保証といった「偶発債務」が含まれていません。これらを考慮すると、実際の負担はさらに膨らむことになります。
最後にシフ氏は、1971年当時と現在を比較し、紙幣と金の価値の違いを説明しました。1971年に35ドルを地面に埋めて今掘り起こしても、現在の35ドルで買えるものはごくわずかです。しかし、当時35ドル相当だった1オンスの金を埋めて今日掘り起こせば、それは5000ドルの価値になっており、多くのものを購入できます。同氏はこの50年間における購買力の差を強調し、紙の約束手形ではなく、価値の保存手段として機能する金を保有すべきだと改めて主張しました。
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