注目の投稿

「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2026-05-21

米債務危機のドミノ

The First Domino in the US Debt Crisis - YouTube [LINK]

【海外動画より】投資メディア「ジェイ・マーティン・ショー」では、米国債市場が直面している極めて深刻な脆弱性と、世界的なエネルギー危機が引き金となる「債務スパイラル」の危険性について詳しく解説されました。今回の動画では、中東情勢の緊迫化に伴う海上交通路の封鎖が、一見無関係に思える米国の金利や家計にどのように波及するのか、その構造が解き明かされています。

番組のホストであるジェイ・マーティン氏は、米国政府が税収を上回る支出を賄うために発行してきた総額約9.4兆ドルにのぼる米国債が、これまで世界で最も安全な資産として各国の中央銀行に保有されてきた歴史を振り返ります。しかし、ホルムズ海峡の封鎖によってエネルギー供給が途絶えた国々が、原油を市場で調達するためのドルの確保に迫られ、保有する米国債を大量に売却し始めている現状を指摘しました。債券が大量に売りに出されると価格が下落し、それと連動して市場の金利(利回り)が上昇します。米国債の利回りはあらゆるローンの基準となるため、これが上昇すると住宅ローンや自動車ローン、企業の調達コストまでが同時に跳ね上がり、米国の国内経済を直撃することになります。

このような危機的状況を回避するため、アラブ首長国連邦(UAE)などの富裕国が米国財務省に対し、「通貨スワップ協定」の締結を求めている事実が紹介されました。これは、現物の米国債を市場に放出して金利を高騰させる代わりに、自国通貨を担保にして米連邦準備制度(Fed)から直接ドルを借り入れる緊急の信用供与措置です。マーティン氏は、この措置が相手国への経済支援というよりも、むしろ米国債市場そのものを守るための「国債市場の救済策(バイアウト)」であると淡々と説明しています。同様の状況にあるクウェートなども追随する可能性が高く、今後この緊急融資枠が実質的に恒久化し、問題が先送りされ続けることで金融システム全体の脆弱性が高まっていくと一貫して説いています。

0 件のコメント: