【海外動画より】米国の貴金属投資会社、シフゴールドの会長を務める著名な経済評論家のピーター・シフ氏は、ポッドキャスト番組の中で、足元の貴金属市場やマクロ経済の動向について冷静な分析を展開しています。直近では金、銀、そして鉱山株などの価格に一時的な調整、つまり引き戻しが見られますが、同氏はこの下落が現在の強気相場の終わりを告げるシグナルではなく、投資家にとっての絶好の買いの好機であると捉えています。市場の価格調整は、原油価格の上昇や債券利回りの高騰、そして米ドルの上昇に対する短期的な反応にすぎないと解説しています。
現在、投資家や市場参加者の多くは、米連邦準備理事会(FRB)による利下げが先送りされる可能性について過度に注目しがちですが、シフ氏はより長期的な大局を見るべきだと指摘しています。具体的には、戦争に関連する財政赤字の拡大、根強いインフレ圧力、米国経済の減速、そして最終的にはさらなる政府債務のマネタイズ、すなわち通貨増発を迫られるFRBへの圧力といった要因が背景に存在します。現在の市場はこうした構造的な大問題を過小評価し、目先の金利動向ばかりを追っていると同氏は論じています。
マクロ経済指標に目を向けると、国内総生産(GDP)の伸びの鈍化や、個人消費支出(PCE)物価指数の上昇が確認されており、さらには住宅市場にも弱さが見え始めています。シフ氏は、一部で主張されている堅調な経済見通しと、これら実際の経済データとの間には大きな乖離があると見ています。つまり、経済が停滞する中でインフレが進行する「スタグフレーション」の懸念が高まっており、戦時支出の増加や長期的な米ドル高の修正は、最終的に金や銀の価値を強く下支えすることになります。
Friday Gold Wrap - YouTube
0 件のコメント:
コメントを投稿