Billionaire Eric Sprott put 98% of his $3 billion fortune in gold and silver — and says gold is headed to $10,000 [LINK]
【海外記事より】米国の資産運用メディア「マネーワイズ」の記事に基づき、資産30億ドルの大富豪として知られるエリック・スプロット氏の驚くべき投資戦略を紹介します。81歳になるスプロット氏は、自身の純資産の実に98%を金と銀に投じています。同氏は、過去2年間の貴金属の高騰はまだ序の口に過ぎないと見ており、今後、金価格は1オンス1万ドル、銀は200ドルから300ドルにまで達すると予測しています。
スプロット氏がこれほどまでに貴金属へ傾倒する理由は、各国の政府に対する強い不信感にあります。米国や日本、英国など主要国の政府は、通貨を際限なく印刷して過剰な支出を続けており、この無責任な財政運営が通貨価値の下落を招くと同氏は指摘しています。米国の公的債務が38.9兆ドルという途方もない規模に膨れ上がるなか、発行上限のない紙幣に対し、供給量が限られている金や銀こそが真の価値を守る資産になると考えているのです。実際に金は2024年初めの2000ドル付近から、今年1月には一時5595ドルまで上昇し、他の主要な資産クラスを大きく上回るパフォーマンスを記録しました。
一方で、世界的に著名な投資家であるレイ・ダリオ氏も、同様の理由から金への投資を推奨しています。ダリオ氏は「金は、支払いを他者に依存しなくて済む唯一の資産である」と述べ、ポートフォリオの最大15%を金に割り当てるべきだと主張しています。98%を投じるスプロット氏の姿勢は極めて挑戦的ですが、15%程度を保有するダリオ氏の提案は、より現実的な「ポートフォリオの保険」としての性質を持っています。
一般の投資家にとって、スプロット氏のような極端な集中投資はリスクが大きすぎますが、金ETFや物理的な裏付けを持つ信託などを通じて、資産の一部を貴金属に振り向けることは、法定通貨の弱体化に対する有効な備えとなります。2025年には世界の中央銀行も過去平均を大きく上回る規模で金を買い増しており、ドル建て資産への依存を見直す動きが鮮明になっています。スプロット氏は「地質学の知識は不要だ。数字を見れば自ずと答えが出る」と語り、通貨の膨張という数字の論理から、貴金属のさらなる飛躍を確信しています。
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