‘Explosive’: why China’s gold recycling industry is growing at record speed | South China Morning Post [LINK]
【海外記事より】中国の金リサイクル産業が、過去10年間で最も速いペースで拡大しています。金市場の過熱と強い投資需要が続くなか、この市場への新規参入者が急増していることが最新のデータで明らかになりました。企業データ追跡企業である企査査が公表した報告書によると、金地金や宝飾品を買い取って転売する同セクターの企業登録数は、2025年に前年比78.74%増の740社に達しました。これは過去10年間で最も速い年間拡大ペースであり、報告書の執筆者はこの成長を非常に勢いのあるものと表現しています。この勢いは2026年に入っても続いており、5か月に満たない期間でさらに488社が登録され、すでに前年の年間合計の半分を超えています。
この活況の背景には、地政学的緊張の高まりや世界的な脱ドルの動きを背景とした、昨年からの前例のない金価格の高騰があります。スポット金価格は最近の変動で反落したものの、1月下旬には1オンスあたり5600ドル近くの最高値を一時記録しました。前述の報告書によると、中国の現存する金リサイクル関連企業の半数以上が過去3年以内に設立されており、設立1年未満の企業が全体の約30%と最大の割合を占めています。地域別では中国の南部と東部に集中しており、南部が35.39%、東部が29.43%を占めています。著者はこの理由を、現地の旺盛な金消費市場や、発展した取引・流通ネットワークによるものと分析しています。
産業の中心地となっているのは、水貝地区を中心に中国最大級の宝飾品製造・取引拠点を擁する南部の深圳や、上海黄金交易所を通じた金地金取引の中心地である東部の上海です。中国黄金協会の最新の四半期報告書によると、国内の金投資需要は第1四半期も引き続き好調でした。特に金地金と金貨の人気が高く、その消費量は46.4%増の202トン以上に達しています。一方で、同期間の金宝飾品の消費は低迷が続いており、前年同期比37.1%減の84.62トンにとどまりました。
ロンドンに本部を置く国際業界団体であるワールド・ゴールド・カウンシルのシニアアナリスト、ヨハン・パルムバーグ氏らの分析によると、世界市場は中東の危機を一時的なものとして扱っている模様です。利下げ観測が先送りされ、米国主導のリスク選好姿勢が回復したことで、テクニカルな勢いは脆弱に見えると指摘されています。パルムバーグ氏らは、構造的に支えられた上昇トレンドを再び確立するには、外部要因や価格の下落といった何らかのきっかけが必要になるだろうと述べています。
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