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2026-05-18

ドルはなぜ$なのか?

The surprisingly mysterious reason we use the $ symbol for the U.S. dollar - Upworthy [LINK]

【海外記事より】米ドルの記号「$」の由来には、知られざる国際的な歴史があります。私たちは日常生活で「@」や「%」などの記号を目にしますが、その起源を考えることは滅多にありません。中でも広く使われている「$」について、なぜ「ドル」という言葉に「s」がないのにこの形なのか、そのルーツを知る人は多くありません。教育者のロブ・ワッツ氏によると、その背景は複雑です。ドル記号が手書きの書簡に初めて登場したのは1778年のことです。この記号は合衆国の頭文字「U」と「S」を合わせたものと思われがちですが、実際にはアメリカ発祥ではありません。

その歴史は14世紀のスペインの銀貨「レアル」から始まります。その8倍の価値を持つ大型銀貨は、英語で「ピース・オブ・エイト」と呼ばれ、植民地時代にアメリカ大陸へ渡りました。中南米で膨大な銀が発見されると現地でも鋳造され、固定された重量に基づき、重量の単位を意味する「ペソ」と呼ばれるようになりました。このペソは信頼性が高く、スペイン語圏の植民地だけでなく、カリブ海や北米のイギリス植民地でも広く流通するようになりました。

一方で、ドイツの町で鋳造された銀貨も欧州で普及していました。これは地名にちなんで「ヨアヒムスターラー」と呼ばれ、やがて「ターラー」と短縮され、英語圏へ伝わる過程で「ドル」に変化しました。1700年までに、このターラーはペソとほぼ同等の銀含有量に調整されたため、人々は混同を避けるためにペソを「スペイン・ドル」と呼び始めました。これが、アメリカ独立革命の直前までアメリカ大陸で事実上の標準通貨として使われていたものです。

独立後、アメリカはペソを基にしてドルを採用し、1792年に公式な硬貨が鋳造されました。つまり、米ドルの基盤はペソにあります。かつてペソの表記には、「p」の右上に「s」を添えた「ps」という記号が使われていました。これを一筆書きするうちに線が重なるようになり、さらに複数形を表すために素早く重ねて書く中で、「p」と「s」が融合して現在の「$」へと変化していったのです。なお、縦線が2本の記号は1797年に初めて印刷物に登場しましたが、確かな根拠は見つかっていません。

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