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2026-05-18

習氏、優位保つ

In China, Xi let Trump play the suitor — RT India [LINK]

【海外記事より】先頃行われたトランプ米大統領の北京訪問において、中国の習近平国家主席が政治的・心理的な優位を保ち、主導権を握り続けたとする分析が示されました。トランプ氏は習氏を偉大な指導者と称賛し、個人的な絆をアピールして親密さを演出しようと試みましたが、習氏側がそれに同調する様子は見られませんでした。歓迎式典でもトランプ氏が過剰なほど温厚な身振りを示したのに対し、習氏は終始冷徹で公式な態度を崩さず、結果としてトランプ氏側が譲歩を求める立場であるかのような印象を与えることになりました。

元インド外務次官のカンワル・シバル氏の記事によると、今回の米中首脳会談では長年準備されてきたはずの共同声明が発表されませんでした。これは、台湾問題や米国が開始したイラン戦争、南シナ海問題、さらには関税や貿易不均衡といった多くの対立点において、両国の溝が埋まらなかったことを意味しています。トランプ氏は「素晴らしい貿易協定を達成した」と主張していますが、中国側の見解は異なり、習氏は低調な表現で「実務チームが概ねバランスの取れた前向きな成果に達した」と述べるにとどまり、具体的な数値の公表も避けています。

緊迫するイラン情勢を巡っては、エネルギーの自由な流通を維持するためにホルムズ海峡を開放し続ける原則では一致したものの、習氏は海峡の軍事化に反対する姿勢を明確にしました。これは、同海域に軍艦を配置して封鎖を行う米国をも牽制する二重の意図を含んでいます。さらに中国外務省は、対話と交渉こそが正しい道であり、武力行使は行き詰まりを招くだけだと主張し、包括的かつ永続的な停戦を早期に実現するよう求めるなど、米国の軍事行動を暗に批判する方針を展開しました。

また、中国側が強く提起した台湾問題に関して、習氏は「極めて慎重に扱うべきであり、対応を誤れば衝突に発展して危険な状況に陥る」と強い警告を発しました。米国議会が可決した1400万ドルの対台湾武器援助パッケージをトランプ氏が承認するか否かが注目されるなか、習氏は米国側に「ライバルではなくパートナー」となるよう求め、中国が米国に匹敵する、あるいは並ぶ大国としての地位を確立したことを印象付けました。今回の訪問は、具体的な成果に乏しく、双方の隔たりと中国側の強硬な現実主義を改めて浮き彫りにしています。

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