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2026-05-11

燃料欠乏と食料危機

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【海外記事より】経済アナリストのマーク・シュライク氏は、世界が未曾有のエネルギー危機とそれに続く食料危機に直面していると警鐘を鳴らしています。同氏の分析によれば、米国は7月4日までに使用可能な石油が底をつき、欧州にいたっては今月中にその限界を迎える見通しです。この危機の直接的な原因は、2月28日に米国とイスラエルがイランに対して開始した軍事作戦「壮絶な怒り」に伴う、ホルムズ海峡の封鎖です。世界の海上石油貿易の20%を担うこの急所が閉鎖されたことで、供給網が物理的に断絶されました。

記事が特に強調しているのは、「タンクボトム(貯蔵タンクの底)」という概念です。これは単に在庫が少ない状態を指すのではなく、ポンプが機能するために必要な最低限の液圧を維持できなくなり、インフラそのものが停止することを意味します。米国エネルギー情報局(EIA)などのデータによれば、米国の戦略石油備蓄(SPR)は記録的な速さで枯渇しており、5月初旬には中東からの最後の石油タンカーがカリフォルニアに到着し、荷降ろしを完了しました。これにより、海上に残っていた「在庫のバッファ」は完全に消滅し、価格の問題ではなく、物理的に燃料が存在しない「供給欠乏」の段階に突入しています。

最も深刻な影響を受けるのは、物流の要であるディーゼル燃料です。米国の食料の70%はトラックで運ばれており、そのすべてがディーゼルを燃料としています。燃料がなくなれば、農場から食料が運び出されず、スーパーの棚は空になります。これは単なるインフレではなく、物流の停止による飢餓のリスクを示唆しています。また、航空業界ではすでにスピリット航空が燃料コストの高騰により倒産し、欧州でも数万規模のフライトがキャンセルされるなど、崩壊が始まっています。石油の物理的な供給と精製、分配のプロセスには「64週間のタイムラグ」があるため、仮に今日和平が実現したとしても、燃料が再び末端に行き渡るまでには1年以上の時間を要すると筆者は指摘します。

このような国家存亡の危機に際して、政府の対応は極めて不十分であると厳しく批判されています。トランプ大統領が国家の存続よりもホワイトハウスの宴会場の改装デザインに執着している様子を、筆者は「家が燃えているのに図面を眺めている子供」に例えています。物流が止まり、経済が収縮すれば税収も崩壊し、巨額の債務を抱える国家財政は維持できません。シュライク氏は、生存のために食料や水の備蓄、地域コミュニティでの連携を直ちに開始するよう強く促しています。私たちが知る社会の仕組みが停止しようとしている中、もはや猶予は残されていないというのが本記事の結論です。

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