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2026-05-03

忍び寄る飢餓

In 2026, the World Lost Up to 40% of Food Access in Days as Prices Surged Over 190% in a Silent Descent into Hunger – Preppgroup [LINK]

【海外記事より】2026年に入り、世界は「飽食の時代」から、わずか数日のうちに「食料アクセスの喪失」という深刻な事態へと急激に転換しました。この危機は、食料そのものがこの世から消え去った「飢饉」ではなく、高度に効率化されていたはずの物流システムが機能不全に陥った「分配の失敗」によって引き起こされました。事態は静かに、しかし着実に進行していました。燃料価格が前年比で68%上昇し、天然ガスの不安定化で肥料生産が22%減少、さらに貨物の定時配送率が従来の90%超から72%へと急落しました。こうした数値が積み重なり、ある臨界点を超えた瞬間、システムの脆弱性が一気に露呈したのです。

最も衝撃的だったのは、わずか1週間足らずで都市部の食料供給能力が35%から45%も低下したことです。供給への不安は市場価格に即座に反映され、食用油が192%、小麦粉が148%、米が121%上昇するなど、主要な食品の価格が猛烈な勢いで跳ね上がりました。これは単なる生産コストの上昇によるものではなく、消費者の不安による「買いだめ」が状況を悪化させました。データの分析によると、供給不安が表面化してからわずか72時間以内に主食の購入量が280%急増し、物流が追いつかなくなったことで、低所得層を中心に食料を入手できない人々が続出する事態となりました。

現代の食料供給システムがいかにエネルギーの安定に依存しているかも、今回の危機で浮き彫りになりました。農機具の稼働から肥料の合成、冷蔵保管、そして輸送に至るまで、農業生産の約70%以上が化石燃料に直接依存しています。エネルギー市場の混乱に加え、地政学的な紛争によって世界の穀物輸出の3割が通過する海域で輸送保険料が200%から350%も高騰しました。さらに、干ばつや洪水といった気候変動による収穫量の減少が重なり、これまで地域的な不足を補ってきた国際貿易のバッファー(緩衝材)が完全に失われてしまいました。

驚くべきことに、2026年の世界の総食料生産量は、前年比で8%から11%程度の減少に留まっていました。しかし、物流の効率が35%以上低下したことで、消費者の手元には届かなくなったのです。政府が配給制や流通統制の議論を始めた頃には、人々のシステムに対する信頼はすでに崩壊していました。この記事は、私たちが当たり前だと思っていた食料の安定供給が、実は驚くほど精密で、それゆえに余裕のない「綱渡り」のような調整の上に成り立っているという現実を冷静に突きつけています。

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