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2026-05-03

ドル、再び価値失う

Dollar Lost Every Penny It Gained From the War — The Crack Is Starting - YouTube [LINK]

【海外動画より】貴金属投資の専門家であるピーター・シフ氏が、最新の市場動向と米連邦準備理事会(FRB)の歴史的な失策について分析した内容をご紹介します。先週の貴金属市場は比較的静かでしたが、シフ氏は金の調整局面が続く中でファンダメンタルズはむしろ改善していると指摘しています。特に、イランとの緊張が高まった際に上昇した米ドルの価値が、その後の下落ですべて消失した事実に注目し、ドルが「安全な避難先」としての機能を失いつつあるという見解を示しています。市場では株価が最高値を更新するなど楽観論が漂っていますが、同氏はこれが一時的な期待に基づいたものであり、いずれ株式市場の調整と金の独歩高が起きる「デカップリング」を予測しています。

シフ氏は、退任するパウエルFRB議長のこれまでの実績を厳しく批判しています。議長はパンデミック前のインフレ抑制を自画自賛していますが、事実は異なります。1980年に1.5兆ドルだった米国の通貨供給量(M2)は現在22兆ドルまで膨れ上がり、40年以上にわたって年平均6%のペースで増加し続けてきました。この莫大な通貨供給こそがインフレの根源であり、パンデミックによる供給ショックはあくまで二次的な要因に過ぎないとシフ氏は説いています。過去40年間のCPI平均上昇率は3.2%に達しており、FRBが掲げる2%ターゲットを達成できたのは、2008年の金融危機後のデフレ圧力が働いた特殊な10年間だけだったというデータを示し、FRBの管理能力に疑問を呈しています。

今後の経済見通しについて、シフ氏は「スタグフレーション」の悪化を警告しています。米国債の残高は1兆ドル未満から40兆ドル近くまで40倍に増加し、かつて世界最大の債権国だった米国は今や最大の債務国へと転落しました。このような巨額の債務を抱える中で、戦争のコストを賄うためにさらなる通貨発行が行われれば、ドルの購買力はさらに低下せざるを得ません。同氏は、ビットコインなどの暗号資産を「巨大な砂上の楼閣」と切り捨てる一方で、中央銀行が米国債ではなく金を購入し始めている事実に目を向けるべきだと主張します。名目金利の動きに惑わされる投資家が多い中で、インフレを加味した「実質金利」の低下が金の価値を押し上げる決定的な要因になると冷静に分析し、資産防衛のための貴金属保有の重要性を改めて強調しています。

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