Schiff on Resource Talks: Oil Will Stay High, the Fed Blew It | SchiffGold [LINK]
【海外記事より】経済評論家のピーター・シフ氏が、エネルギー価格や中央銀行の政策、そして市場心理が今後数年間にどのような影響を与えるかについて語りました。シフ氏は、投資家の多くが地政学的なリスクを過小評価しており、エネルギー価格の暴落を期待しすぎていると警告しています。同氏の見解によれば、仮に現在進行中の戦争が終結したとしても、原油価格は高止まりし続ける可能性が高いといいます。そもそも原油価格は構造的な要因によって、戦争の有無に関わらず上昇する運命にあったというのが同氏の主張です。
シフ氏はエネルギー価格の上昇そのものがインフレを引き起こすのではなく、むしろ景気後退の要因になると指摘しています。真のインフレは、価格上昇による景気悪化に対して中央銀行が利下げや通貨供給などの緩和策を講じたときに発生します。米国では、連邦準備制度理事会、いわゆるFRBがまだ利下げを行っていない段階でも、消費者のインフレ期待は5%程度と高い水準にあります。同氏は、FRBのパウエル議長が長期間にわたって金利を低く据え置きすぎたことを批判しており、インフレの兆候が明らかであったにもかかわらず、断固とした措置を取るのが遅すぎたと述べています。
こうした状況を踏まえ、シフ氏はドルや米国債といった紙の資産から離れ、金への投資を推奨しています。市場では実質金利が重要な役割を果たしますが、名目金利が一定であってもインフレ率が上昇すれば、それは実質的な利下げと同じ効果をもたらします。同氏は、今後数年間の見通しとして、ダウ工業株30種平均と金の価格比率が劇的に変化する可能性を予測しています。
具体的には、ダウ平均と金の比率が1対1から1対2程度の水準まで低下すると予測しています。もしダウ平均が5万ドルの水準であれば、この比率を実現するためには金の価格が1オンスあたり2万5000ドルから5万ドルに達する必要があります。あるいは、ダウ平均が1万ドルまで下落し、金価格が2倍になることで、この比率に到達するシナリオも考えられます。いずれにせよ、同氏は現在の市場が前提としている価値基準が大きく揺らぎ、貴金属が重要なヘッジ手段になると考えています。
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