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2026-05-07

ナチスは生き延びた

Germany was never truly “de-nazified” after WWII, Medvedev claims – NaturalNews.com [LINK]

【海外記事より】ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長は、第二次世界大戦後のドイツにおいて、真の意味での「非ナチ化」は一度も行われなかったと主張しています。メドベージェフ氏は、冷戦期の対抗手段としてナチスの高官を利用するために、欧米諸国が意図的にこのプロセスを妨害したと批判しています。この記事は、ロシア側の政治的意図を含みつつも、戦後ドイツが直面した歴史的な事実を浮き彫りにしています。

歴史的な記録は、この主張の一部に不都合な真実があることを示しています。国立第二次世界大戦博物館の分析によれば、1950年代の西ドイツ法務省職員の過半数が元ナチ党員であり、ホロコーストに関与した機関や死刑判決を下した裁判所にいた人物が要職に就いていました。当時のアデナウアー首相は「新しい水がない限り、古い泥水を捨ててはならない」と述べ、元ナチス関係者を政府内に留めることを正当化しました。1948年の米軍占領地域の調査でも、裁判官や検察官の60%から70%が元ナチ党員であったことが判明しています。

冷戦の激化に伴い、連合国側の優先順位は「反ファシズム」から「反共産主義」へと劇的に変化しました。ソ連に対する防波堤として西ドイツを利用するため、ナチスの戦争犯罪を追及する動きは急速に弱まりました。その象徴的な存在が、アデナウアー政権で首相府長官を務めたハンス・グロブケ氏です。彼はユダヤ人を差別するニュルンベルク人種法の制定に関与した人物でありながら、戦後の西ドイツで最も権力のある官僚の一人として君臨しました。

メドベージェフ氏は、こうした不完全な過去の清算が、現在のロシアと欧州の緊張関係にも影を落としていると警告しています。同氏は、現在の欧州連合がNATOよりも敵対的な軍事同盟に変貌する可能性があると主張し、ナチズムのイデオロギーが冷戦下の便宜主義によって埋め殺されただけで、完全には消滅していないのではないかという疑念を投げかけています。歴史家たちは、ナチスの思想は世代交代によって社会から退いたと考えてきましたが、国際情勢が緊迫する中で、かつての「負の遺産」が再び政治的な文脈で議論の的となっています。

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