Imperial Lies and the War in Iran - Antiwar.com [LINK]
【海外記事より】アメリカが現在推し進めているイランとの戦争の背後にある「帝国の嘘」について、政治評論家のノーラン・デナロ氏が鋭い考察を述べています。デナロ氏によれば、国家が統治の正当性を国民に信じ込ませるための最大の道具はプロパガンダであり、現在のイラン情勢もその例外ではありません。米国憲法では、戦争を宣言する権限は議会にあると定められていますが、2月28日に開始されたこの無謀な戦争において、トランプ大統領は依然として議会の承認を得ておらず、憲法を遵守するという誓いを破り続けているとデナロ氏は批判しています。
こうした歴史の繰り返しとして、デナロ氏は2003年のイラク戦争を挙げました。当時、ブッシュ政権は「大量破壊兵器」という嘘の物語を捏造して開戦を正当化しましたが、その結果、数十万人の民間人の命が失われ、数兆ドルの戦費が米国内のインフレを招くという壊滅的な事態を招きました。今回のイラン戦争も、政府は「抑圧からの解放」という人道的な物語で包み隠していますが、実態は世界的な権力掌握と外国の影の影響に基づいた「国家公認の大規模な殺人」に過ぎないとデナロ氏は断じています。
イランが米国を攻撃するために核兵器を開発しているという主張についても、デナロ氏は疑問を呈しています。国防総省自身の2025年の報告書によれば、イランが実戦配備可能な核兵器を保有するにはあと10年近くかかる見通しであり、現在の攻撃に緊急の必然性はありませんでした。デナロ氏は、1953年の米国によるイランでのクーデターや、その後の周辺国での政権転覆といった歴史的背景を無視し、「善対悪」という単純な構図で国民を欺こうとする政府の姿勢を問題視しています。
幸いなことに、多くの国民がこうした「物語」の矛盾に気付き始めています。最新の世論調査では、61%のアメリカ人がこの軍事行動を「間違い」だと感じていることが示されました。デナロ氏は、嘘で塗り固められた帝国の崩壊を防ぎ、共和国としての理気を取り戻すためには、不都合な真実を語り続けることが不可欠であると説いています。軍事的な拡大よりも自国の自由を重んじるべきだというデナロ氏の主張は、帝国としての衰退期にある米国の現状を冷静に見つめ直すよう促しています。
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