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2026-05-09

イラン核武装の嘘

Two Weeks to an Iranian Nuke – The Ultimate False Flag Lie - Antiwar.com [LINK]

【海外記事より】元米予算管理局長のデビッド・ストックマン氏は、イランが「数週間以内に核兵器を保有する」という言説を、歴史上最も悪質な「偽旗(捏造された口実)の嘘」であると断じています。国際原子力機関(IAEA)の報告によれば、イランは60%濃縮ウラニウムを約400キロ保有しており、これを兵器級の90%以上に高めるには数日か数週間しかかからないとされています。しかし、ストックマン氏は「核分裂物質の製造」と「実用的な核兵器の構築」の間には、埋めようのない巨大な技術的・工学的ギャップがあると指摘しています。

核兵器を完成させるまでの道のりを20マイルの過酷な旅に例えるなら、ウラニウムの濃縮に成功した段階は、ようやく「1マイル地点」に到達したに過ぎません。残りの19マイルには、核反応を制御し、爆発させるための高度な「物理パッケージ」の設計、精密な爆縮レンズの製造、中性子起爆装置の開発、そしてミサイルに搭載するための小型化といった、気の遠くなるような高い壁が立ちはだかっています。昨年3月のギャバード米国家情報長官による議会証言でも、イランの濃縮技術は認めつつも、兵器化に関する活動や能力は完全に欠如していることが明言されています。

核爆発を成功させるには、グレープフルーツ大の兵器級ウラニウムを、100万分の1秒という極めて短い時間内に、均一かつ猛烈な圧力で圧縮しなければなりません。これには、誤差1ミリ以下の精度で加工された爆薬レンズや、数千万気圧に耐える精密な設計が必要です。わずかな歪みがあれば、核反応は「不発」に終わります。北朝鮮でさえ、核デバイスをミサイルに搭載可能なサイズに小型化するまでには、最初の核実験から何年もの歳月を要しました。ましてや、一度も核実験を行っていないイランが、実戦配備可能な核兵器を保有しているという主張は、物理学的にも工学的にも全く根拠がないものです。

ストックマン氏は、イランが60%濃縮ウラニウムを蓄積したのは、核武装のためではなく、トランプ政権が一方的に破棄した核合意に代わる新たな交渉を引き出すための「外交上のチップ」であったと分析しています。2015年の合意時には、イランは保有していた濃縮ウラニウムの97%を廃棄し、わずか300キロまで削減した実績があります。現在の危機は、対話よりも爆撃を選択し、事実を歪曲して「数週間で核保有」と煽る政治勢力によって作り出されたものです。ストックマン氏は、核兵器製造の現実を知る者であれば、現在のイラン脅威論がいかに虚偽に満ちたものであるかは明白であり、この「大きな嘘」に基づいた戦争が世界経済を破滅に導こうとしていると強く警告しています。

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