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「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ
インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...
2026-03-06
中東の思わぬ再編
通貨安と社会混乱
米家庭、債務膨張続く
韓国中銀、金ETF購入へ
金銀に長期で需要
エプスタイン事件の本質
Epstein Litmus Test: Tucker Carlson, Alex Jones, and Cenk Uygur Fail, by Marco de Wit - The Unz Review [LINK]
【海外記事紹介】アメリカの独立系メディア「アンズ・レビュー」に掲載された、マルコ・デ・ヴィット氏による衝撃的な論評をご紹介します。この記事は、謎多き富豪ジェフリー・エプスタインを巡る一連の事件が、単なる個人の犯罪ではなく、イスラエルの国家戦略や特定の国際エリート層による世界支配の道具であったと主張する非常に踏み込んだ内容です。
著者によれば、エプスタイン事件の本質を理解できるかどうかが、ジャーナリストや知識人の誠実さを測る「リトマス試験紙」になります。2026年2月に一部公開された新たなエプスタイン・ファイルでは、彼がニューヨークで所有していた邸宅の警備を、国連イスラエル代表部が実質的に監督していたことが明らかになりました。これは、エプスタインが単なる性犯罪者ではなく、イスラエル政府や情報機関のために動く「アクセス・エージェント(工作員)」であったことを裏付ける強力な証拠だと著者は指摘します。彼は政財界の有力者をハニートラップなどで弱みを握り、イスラエルの国益に反する行動を取らせないよう脅迫する役割を担っていたというのです。
記事では、タッカー・カールソンやアレックス・ジョーンズといった著名な保守系論客でさえ、この「イスラエル・コネクション」を意図的に過小評価していると批判されています。また、左派系のジェンク・ウィグル氏も、イスラエルとのつながりは認めつつも、その背後にあるロスチャイルド家などの国際金融資本の影響力については口を閉ざしていると指弾しています。著者の分析によれば、エプスタインはロスチャイルド家を代表して動いていると自らメールに記しており、エドモン・ド・ロスチャイルド銀行との深い金銭的・実務的なつながりもファイルから判明しています。
さらに、このネットワークはイギリスの王室やフランスのマクロン大統領、さらにはウクライナのゼレンスキー大統領に至るまで、世界の指導者層を性的なスキャンダルを通じて操作し、対ロシア強硬策などの地政学的なチェスを有利に進めるために利用されていると述べられています。この記事は、私たちが目にしている国際情勢の裏側には、緻密に計算された「相互脅迫」による支配構造が存在しており、エプスタイン事件はその氷山の一角に過ぎないという極めて厳しい見方を示しています。
イラン攻撃の代償
2026-03-05
ロスバードの反戦論
アメリカ帝国の終焉加速
欧州エリートの悪あがき
国際法秩序の破壊
不当かつ違憲な戦争
イラン攻撃という「聖戦」
米・イスラエルの戦略なき戦争
イラン攻撃と嘘の帝国
イランがトランプ氏に勝つ方法
中東緊迫、金銀の物流が停滞
2026-03-04
イラン戦争、米の前途に困難
イラン攻撃と米覇権主義
4週間の意味
資産を預けるリスク
アメリカ帝国の破滅
代表民主制の茶番
トランプ氏の危険な賭け
財政危機を救う劇薬
中央銀行の金購入に広がり
Central Bank Gold Buying Modest in January as New Players Enter the Market [LINK]
【海外記事紹介】2026年が幕を開け、世界の中央銀行による金購入の動きに興味深い変化が見られています。マイク・マハリー氏が紹介するワールド・ゴールド・カウンシルの最新データによれば、1月の純購入量は5トンに留まり、記録的な高値圏にある金価格の影響で買いのペースは一時的に鈍化しました。しかし、この記事の筆者が注目しているのは、単なる数字の増減ではなく、買い手の層がこれまでにない広がりを見せているという新しい潮流です。
例えば、マレーシア国立銀行が2018年以来となる3トンの購入に踏み切り、韓国銀行も2013年以来となる金投資の再開を表明しました。1月に最も積極的に動いたのはウズベキスタンで、9トンの金を追加し、外貨準備に占める金の割合は2020年の57%から86%にまで急上昇しています。また、チェコ共和国も「ゆっくり、着実に」という戦略のもと、35ヶ月連続となる購入を続け、2028年までに100トンの大台に乗せる計画を堅持しています。
一方で、中国については公表されている「15ヶ月連続の購入」という公式な数字の裏に、別の顔があると筆者は指摘しています。公式発表では1月の増加分は1トンとされていますが、一部の調査によれば、中国人民銀行は公表されていない「簿外」で大量の金を買い集めており、その実態は公式データの2倍以上に及ぶ5000トンを超えている可能性も取り沙汰されています。対照的に、売却側に回ったのはロシアで、継続的な制裁による経済への打撃を和らげるために9トンを放出したと見られています。
こうした1月の動きは、2025年通年の傾向とも一致しています。2025年の世界の中央銀行による純購入量は863.3トンと、記録的な高水準だった前年からは21%減少したものの、2010年から2021年の平均である473トンを大きく上回り、歴史上4番目の規模を記録しました。価格の高騰が買い控えを誘っている面は否定できませんが、戦略的な金保有への関心は微塵も揺らいでいません。ワールド・ゴールド・カウンシルの調査では、中央銀行の95%が今後12ヶ月間に世界の金準備が増加すると予測しており、経済や地政学的な不透明感が続く限り、この金回帰の流れは2026年以降も続いていくことが予想されます。
金は戦争で買いか?
2026-03-03
トランプ戦略の本質
イラン「核の脅威」の嘘
中東動乱と帝国の没落
ギャバード氏は長官辞任を
金の利便性高める技術
裏目に出たイラン攻撃
戦時の避難先、国債より金
有事の金買いは誤り
ロスバード、百年の遺産
米軍は今すぐ帰国せよ
2026-03-02
金、脱グローバル化で注目
インドで金ETF人気
イラン攻撃は誰の利益か?
壮絶な失敗の歴史
ネオコンの起源
富裕層課税の暴挙
FRBは金を買えるか?
イラン攻撃の背信行為
暗号資産取引所、ヘッジ手段として注目
金、神からの贈り物
2026-03-01
コレステロールの神話
Statins, Cholesterol, and The Real Cause of Heart Disease [LINK]
【海外記事紹介】アメリカだけで年間約250億ドルもの費用が投じられている「スタチン(コレステロール低下薬)」ですが、その根拠となる「コレステロール仮説」が実は医学界最大の詐欺の一つである可能性が浮上しています。心臓病は依然として死因のトップであり、数十年間にわたるスタチンの普及が、国民の健康を劇的に改善したとは言い難いのが現状です。近年の研究では、コレステロール値を下げても心臓病のリスクは必ずしも減少しないことが示されています。それにもかかわらず、製薬会社から多額の報酬を得ている専門家たちによって、より多くの人々にスタチンを処方するようガイドラインが書き換えられ続けてきました。
この記事では、アンセル・キーズ氏が1960年代に提唱した「脂肪悪玉説」の不備を指摘しています。キーズ氏は自身の理論に都合の良いデータのみを抽出し、砂糖業界からの賄賂によって、本来の元凶である砂糖から脂肪へと責任を転嫁させたことが内部文書から明らかになっています。実際、コレステロール値が低いほど死亡率が高まるという皮肉な研究結果も存在しますが、こうした事実は長年無視されてきました。現在の医学界では、スタチンに疑問を呈する者は「スタチン否定論者」として攻撃される、一種のキャンセル文化が形成されています。
スタチンの副作用についても深刻な懸念が示されています。利用者の約20%が何らかの障害を負っていると推定され、筋肉痛、疲労感、認知機能の低下、糖尿病の発症、さらには腎不全や肝機能障害など、多岐にわたる被害が報告されています。医療現場では、これらの症状を「思い込み(ノセボ効果)」や「不安」として片付ける傾向がありますが、これはコロナワクチンの副反応が軽視された構図と酷似しています。
真の心臓病の原因として注目されているのが、マルコム・ケンドリック博士の「凝固モデル」です。心臓病の本質はコレステロールが動脈に詰まることではなく、汚染物質、ストレス、タバコ、鉛への曝露などによって血管の内膜が繰り返し損傷することにあります。体はその損傷を修復しようと血栓(かさぶた)を作りますが、その層が重なることで「プラーク」が形成されます。真の予防には、高価な新薬を売ることよりも、大気汚染の改善やストレス管理、血管内皮の保護が重要ですが、これらは特許化して利益を生むことができないため、研究資金が投じられにくいのが実情です。私たちは今、マーケティング神話から目を覚まし、利益優先の医療政策を正していくべき転換点に立っています。
現代の秘密工作機関
フィリピンと台湾有事
ウクライナ和平の方法
帝国主義の侵略戦争
イラン攻撃の不都合な真実
合法とは何か?
中央銀行とお金の劣化
銀は戦略的資産に
「平和の大統領」の裏切り
2026-02-28
米株に迫るリスク
大手銀、ゴールドにひれ伏す
金採掘に関心再燃
中国、金需要が一段と拡大
「紙の銀」に危機?
中国、元高抑制へドル買い促す
欧州中銀、ドル資産を売り円を買う
再び膨らむFRBのバランスシート
帝国を支える不換紙幣
金高騰の警告
政治の嘘、経済の現実
2026-02-27
貿易は特権?
カトリックの伝統
Why Every Catholic Is a Traditional Catholic (Or Should Be) - LewRockwell [LINK]
【海外記事紹介】言葉の意味を操作し、本来の定義を書き換えることは、急進的なイデオロギーを推進する人々が好んで用いる武器です。ジョージ・オーウェルがかつて警告した「言葉の死」が、今、カトリック教会における「聖なる伝統(トラディション)」という言葉に対しても起きていると、この記事は鋭く告発しています。本来、言葉は真理を伝えるためのダイヤモンドのように硬い不変の側面を持つべきですが、現代の全体主義的な手法は、曖昧な表現や偽善的な言い換えによって人間の想像力を狭め、支配を容易にしようとしています。
かつて神聖不可侵であった「伝統」という言葉は、20世紀半ざま以降の革新的な神学者たちによって、「新しい人間」や「新しい教会」の誕生を阻む足かせとして、その価値を貶められてきました。彼らはまず伝統の必要性を否定し、次に芸術や音楽、建築、典礼といった伝統を支える象徴的な構造を破壊しました。さらに巧妙な近年の戦略は、伝統という言葉を否定するのではなく、その中身を密かにすり替えることです。教皇フランシスコの自発教令『トラディティオニス・クストデス(伝統の守護者たち)』に見られるように、今や「伝統」という言葉は、2000年にわたる不変の意味から切り離され、わずかここ60年ほどの新しい慣習を指す言葉として、手品のように定義が変更されているのです。
しかし、聖パウロがテモテへの手紙で「預けられた宝を守れ」と命じたように、教義の本質とは、時代とともに「発展」することはあっても、別のものに「変質」してはならないものです。5世紀の聖ヴィンセンティウスが説いたように、子供が大人へと成長してもその人自身の本質が変わらないのと同様に、信仰もまた、年月を経てより強固に、より壮大になりつつも、その根本的な意味や判断において同一性を保たなければなりません。そうでなければ、それは発展ではなく、教会の死を意味する怪物的な変容になってしまいます。
現在、教会の伝統を忠実に守り、何世紀にもわたって受け継がれてきた典礼や祈りを愛する人々は、「伝統主義者(トラディショナリスト)」という蔑称で呼ばれ、まるで忌むべき存在であるかのように扱われています。しかし、この記事の筆者は断言します。カトリックという名に値するすべての信徒は、本来、伝統的なカトリック信徒であるはずであり、そうでなければカトリックですらありません。聖なる伝統とは、使い古された過去の遺物ではなく、天国の栄光を今に伝える生きた宝なのです。
カールソン氏、世界を救うか?
If Trump Does Not Go To War With Iran, We Will Need To Thank One Man - LewRockwell [LINK]
【海外記事紹介】現在、トランプ大統領がイラン攻撃に向けた軍備を増強し、中東情勢はかつてない緊張状態にあります。もしこの破滅的な開戦が土壇場で回避されるとしたら、私たちは一人の男、タッカー・カールソン氏に感謝しなければならないかもしれません。保守派の牧師でありコラムニストのチャック・ボールドウィン氏は、カールソン氏が行ったマイク・ハッカビー駐イスラエル大使へのインタビューが、世界の歴史を劇的に変えた可能性があると指摘しています。
ハッカビー氏は、キリスト教シオニズムの代表的な論客ですが、インタビューの中で驚くべき本音を漏らしました。カールソン氏から、聖書の記述を引用して「イスラエルの領土はエジプトからユーフラテス川まで、つまり中東全域に及ぶという考えか」と問われた際、ハッカビー氏は「イスラエルがそのすべてを占領しても構わない」と言い放ったのです。この一言は、イスラエルの自衛という建前を根底から覆し、それが単なる祖国の防衛ではなく、中東全域の征服と民族浄化を目的とした「大イスラエル計画」であることを図らずも世界に露呈してしまいました。
この発言の外交的波及効果は絶大でした。サウジアラビア、エジプト、ヨルダンを含む14以上のイスラム諸国が即座に共同声明を出し、これを国際法への重大な脅威として強く非難しました。これまでアメリカと協力関係にあった湾岸諸国は、もしイランが破壊されれば次は自分たちが標的になると確信し、アメリカ軍に対して領空の通過や基地の使用を拒否し始めたと報じられています。イギリスもディエゴガルシア基地の使用を拒んでいるとされ、アメリカによるイラン空爆作戦は実行不可能なほど困難な状況に陥っています。
ボールドウィン氏は、トランプ氏がこれまでイスラエルの言いなりになってきた「操り人形」のような存在であったと批判しつつも、今回の不測の事態が開戦を阻む決定打になることを期待しています。タッカー・カールソン氏がジャーナリストとして放った鋭い質問が、ハッカビー氏の「正直すぎる失言」を引き出し、結果として数万人のアメリカ人の命を救い、世界規模の核戦争を回避させたのかもしれないというのです。私たちは今、歴史の転換点に立っており、その結末は間もなく明らかになるでしょう。
ゲイツ氏とエプスタイン文書
Bill Gates Admits Russian Affairs As Epstein Files Fuel Calls for Justice in America - LewRockwell [LINK]
【海外記事紹介】アメリカのIT大手マイクロソフトの共同創業者、ビル・ゲイツ氏が、児童買春などの罪で有罪判決を受けたジェフリー・エプスタインとの過去の交流について、釈明に追われています。2026年1月30日に公開されたエプスタイン関連文書の新たな開示を受け、ゲイツ氏は財団のスタッフに対し、エプスタインと過ごした時間は「大きな間違いだった」と認めつつも、自身に不法な行為は一切なかったと強調しました。一方で、これまで噂されていたロシア人女性との不倫関係については、ブリッジの選手や核物理学者との交際があったことを初めて公式に認めました。
今回の文書公開は不完全なものではありますが、ゲイツ氏とエプスタインの密接な関係を裏付ける新たな事実が次々と浮上しています。特に注目されているのは、ゲイツ氏がエプスタインを介してロシア人女性から性感染症をうつされ、それを妻に悟られないよう抗生物質の調達を依頼したことを示唆するメールの下書きです。ゲイツ氏側はこのメールの内容を全面的に否定していますが、2013年という、エプスタインが既に有罪判決を受けた後も交流が続いていた事実は重く、世界的な慈善活動を展開するゲイツ財団の信頼性に暗い影を落としています。
この問題の影響はアメリカ国外でより顕著に現れており、イギリスのアンドリュー王子やピーター・マンデルソン元駐米大使が一時拘束されるなど、各国で政財界の大物たちが責任を問われています。ノルウェーやスウェーデン、スロバキア、ドバイなどでも、エプスタインとの不適切な関わりを理由に政府高官や組織のトップが辞任や訴追に追い込まれる事態となっています。対照的に、アメリカ国内では依然として逮捕者が出ていない現状があり、トーマス・マシー下院議員らは、司法省が法の定めに従わず、重要な情報を隠蔽しているとして不満を募らせています。
マシー議員は、エプスタインの共謀者としてFBIのリストに載っている人物や、明らかに不審な資金提供を行っていた投資家たちがなぜ捜査されないのかと議会で厳しく追及しました。2008年のエプスタインに対する異例の軽すぎる判決が、その後のさらなる犯罪被害を生んだ背景には、司法当局による何らかの意図的な判断があったのではないかという疑念が深まっています。世界を揺るがすこのスキャンダルは、単なる個人の醜聞に留まらず、西側諸国の司法制度そのものの公明正大さが問われる深刻な事態へと発展しています。
政府が生む階級対立
Class Conflict, the Jacksonians, and Exploitation | Mises Institute [LINK]
【海外記事紹介】自由な市場経済においては、本来、異なる産業や経済的関心の間に衝突は存在しないという視点から、国家の介入がいかに「階級闘争」を生み出しているかを分析した興味深い論考をご紹介します。経済学者のルートヴィヒ・フォン・ミーゼスが「利益の調和」と呼んだように、分業に基づく自由な取引と競争が行われる環境では、消費者も生産者も資産家も等しく恩恵を受けます。しかし、そこに国家という存在が加わると話は一転します。さまざまな利益団体が国家権力という魅力的な道具を利用して、規制や課税、あるいは通貨膨張を通じて他者を搾取しようと躍起になるからです。これにより社会は、国家と結託して甘い汁を吸う「搾取階級」と、その一方で自らの生産物を奪われ再分配される「被搾取階級」という二つの陣営に分断されてしまいます。
こうした国家の本質を見抜いていたのが、19世紀のアメリカで活躍した自由主義者やジャクソン支持者たちでした。彼らは政府を「法的な略奪」の手段と見なし、特に中央銀行や保護関税を、一部の金融エリートや大企業が一般市民から富を吸い上げるための装置として激しく批判しました。当時の民主党は、特定の企業への補助金や独占権に反対する「自由放任」の政党であり、彼らの思想は現代のリバタリアンに近いものでした。彼らにとっての敵は銀行家や製造業者そのものではなく、国家と居心地の良い関係を築いて特権を享受する「政治的な不平等」だったのです。
20世紀に入ると、こうした鋭い洞察は「多元主義」という楽観的な政治観に取って代わられました。これは、多様な利益団体が民主的なプロセスの中で妥協し合うことで、より代表性の高い統治が実現するという考え方です。しかし、この一見公平に見える理想論こそが、国家権力の無制限な拡大を許す土壌となりました。現代の有権者は、いかなる政治問題も話し合いと参加で解決できると信じ込まされていますが、実際には国家による強制力を用いた富の奪い合いが続いているに過ぎません。私たちが今、直面している格差や対立の根源は、市場そのものではなく、国家が特定の勢力に与える特権にあるという事実を、過去の思想家たちは厳しく指摘しています。