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2026-03-05

国際法秩序の破壊

This Illegal US-Israeli Attack on Iran Is Also an Assault on the United Nations - LewRockwell [LINK]

【海外記事紹介】アメリカの著名な経済学者ジェフリー・サックス氏らが発表した寄稿記事によれば、2026年2月にアメリカとイスラエルがイランに対して行った攻撃は、国連憲章に明白に違反する不法な侵略であり、国際法秩序そのものを破壊しようとする暴挙であると厳しく指弾されています。

この攻撃は国連安保理の承認もなく、自衛権の行使という正当性も欠いており、その本質はアメリカによる世界覇権の追求にあります。記事は、同月の安保理緊急会合において、アメリカの同盟国である英国やフランス、デンマークなどが、被害者であるはずのイランを非難し、侵略者であるアメリカとイスラエルを擁護した姿勢を、現実を逆転させた恥ずべき醜態であると切り捨てています。これらの国々が自国に米軍基地を抱え、主権を制限された「属国」のように振る舞っているのに対し、ロシアや中国、アラブ連盟などの代表こそが、危機の根源はイスラエルによるパレスチナ人の権利否定と地域支配の野望にあるという真実を語ったと評価しています。

今回の共同攻撃は、イランの核開発阻止という口実で行われましたが、実際にはかつての核合意を一方的に破棄したのはトランプ政権であり、対話の最中に攻撃を仕掛けるという不誠実な手法が取られました。攻撃はイランの指導者のみならず、ミナーブの学校で140人以上の少女たちの命を奪うという凄惨な戦争犯罪を引き起こしています。記事は、イランが米軍基地に報復することは国連憲章51条に基づく正当な自衛権の行使であると主張しています。さらに、アメリカの真の狙いは中東の石油資源を強奪し、ロシアや中国への供給を遮断して自国の支配力を維持することにあると分析しています。

しかし、世界の人口のわずか4パーセントに過ぎないアメリカが、多様な世界を支配し続けることは不可能です。国連が生き残るためには、もはやアメリカの地にある本部に頼るのではなく、ブラジルやインドなど多極化する世界の拠点へと分散させる必要があると提言しています。イスラエルについても、聖書や過去の悲劇を口実に恒久的な戦争と占領に依存し続けるならば、自ら破滅への道を歩むことになると警告し、今こそ安保理はアメリカの軍事的影響を排し、国際平和の守護者としての役割を取り戻すべきだと結んでいます。

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