Donald Trump, Warmonger-in-Chief [LINK]
【海外記事紹介】ドナルド・トランプ大統領は、今期を通じて自らの公約をことごとく裏切る行動を続けてきましたが、今回のイラン攻撃ほど露骨な嘘はありません。「平和の使者」を自称し、ブッシュ政権のイラク戦争を批判することで政治的地位を築いたはずの彼が、今、中東で最も愚かで無意味な戦争を引き起こした「最高責任者」となりました。驚くべきことに、攻撃の数時間前まで行われていた最後の外交交渉で、イラン側はウラン濃縮の中止や国際機関による完全な査証など、オバマ時代の合意をはるかに上回る大幅な譲歩を示していました。しかし、トランプ氏は「イランが約束を拒んでいる」という嘘を重ね、平和的な解決のチャンスを自ら投げ捨てたのです。
この戦争がアメリカの国益に資する点は微塵もありません。すでに近隣の米軍基地は報復を受け、数千人の兵士の命が危険にさらされています。さらに、世界の石油の20%が通過するホルムズ海峡が封鎖されれば、世界経済は深刻な不況に陥るでしょう。そもそも、遠く離れたイランが米国本土に重大な脅威を与えたことは一度もありません。かつてのイラク戦争と同様に「大量破壊兵器」という言葉が安易に持ち出されていますが、実際には脅威ではないからこそ、政権転覆の標的にされたのです。トランプ氏の攻撃理由は支離滅裂で、ある時は「核開発阻止」、ある時は「民主主義の普及」と称しながら、実際には爆撃で多くの子どもたちの命を奪っています。彼自身、この戦争で何を達成したいのか理解していないように見受けられます。
では、この戦争は誰の利益になるのでしょうか。答えは、アメリカを利用して中東を焼き尽くそうとするイスラエルの指導部です。今回の攻撃がユダヤ教の祝日「プリム」の前夜に行われたことは極めて象徴的であり、ネタニヤフ首相は30年以上も米国をこの戦争に引き込もうと画策してきました。トランプ氏はイスラエルの意向に唯々諾々と従う「足拭きマット」に成り下がったと言わざるを得ません。ハメイニ師の死亡という報告を受けてトランプ氏は早期の勝利を宣言するでしょうが、過去の例を見れば、その後に訪れるのは内戦と無政府状態という底なし沼です。リビアのような混乱がより大規模に繰り返され、米国はさらなる深入りを余儀なくされるか、制御不能な混沌を放置することになるでしょう。
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