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2026-03-01

現代の秘密工作機関

NED Leader Cut off in Congress After Boasting of ‘Deploying’ 200 Starlinks to Iran amid Violence - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]

【海外記事紹介】全米民主主義基金(NED)のデイモン・ウィルソン会長が、2月24日に行われた米下院の監視聴聞会において、先月のイランでの混乱の最中に約200台の「スターリンク」端末の配備と運用を支援していたことを明らかにしました。ウィルソン氏がこの機密性の高い支援について口にした直後、ロイス・フランケル下院議員が「それについては話さないほうがいい」と遮る場面があり、米国による情報工作の一端が垣間見えました。この記事は、民主主義の促進を掲げる政府出資の非営利組織が、実際には他国の政権転覆を狙う「現代の秘密工作機関」として機能している実態を告発しています。

スターリンクは、イーロン・マスク氏率いるスペースX社が提供する衛星インターネットシステムですが、イラン国内のデジタル封鎖を突破するための武器として利用されています。ウィルソン氏は、NEDが長年にわたって行ってきた投資が、情報の流出入を可能にする安全な通信網を確保したと誇らしげに語りました。ニューヨーク・タイムズ紙などは、これらが「草の根の活動家」によって密輸されたと報じていますが、実際にはNEDがそのネットワークの資金調達と調整を担っていたことが浮き彫りになりました。イラン当局は、1月の暴動の際に数千台のスターリンク端末を無力化することで事態を鎮静化させたとされています。

NEDの歴史を振り返れば、1982年に当時のCIA長官の主導で設立され、かつてCIAが秘密裏に行っていたNGOやメディアへの支援を引き継いだ組織であることがわかります。ウィルソン氏は、イランが現在NEDにとって世界最大かつ最優先のプログラムであることを認め、2022年の「女性、生命、自由」運動においても、一地方の事件に過ぎなかったマフサ・アミニさんの死を世界的な物語へと仕立て上げ、イラン国内に送り返す役割を果たしたと主張しました。また、現在の混乱に関しても、NEDが支援する「人権ネットワーク」を通じて、死者数を大幅に誇張した情報を国際メディアに提供し、反政府感情を煽る情報戦を展開しています。

さらに聴聞会では、イラン以外でもボリビアでリチウム資源がロシアの手に渡るのを防いだことや、ニカラグアで反政府的な報道ネットワークを訓練していることなど、世界各地での介入実績が語られました。ウィルソン氏は、イラン政府が中東の代理勢力支援に資源を浪費したために国内の干ばつに対処できないといった「物語」をイラン国民に共有し続けてきたことも自認しています。こうした活動は、表向きは自由の促進を謳いながら、実態は米国の国益に沿った政権転覆工作であり、その手法はかつての秘密工作を公然と行う「ダークマネー」グループのそれへと変貌を遂げているのです。

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