Peter Schiff: It’s Time to Axe Entitlements | SchiffGold [LINK]
【海外記事紹介】著名な経済学者であり金投資の擁護者でもあるピーター・シフ氏が、最新のインタビューで米国の財政状況と貴金属市場の現状について極めて厳しい見解を述べています。シフ氏はまず、金と銀のテクニカルな強さを強調しました。金は5000ドル付近で強力な支持線を形成しており、銀にいたっては1980年代から市場の重石となっていた1オンス50ドルという歴史的な「ダブルトップ」の壁を完全にはねのけ、現在は87.5ドル付近で推移しています。同氏によれば、これは単なる短期的なトレードの対象ではなく、既存の法定通貨制度に対する信認が揺らいでいる明確なシグナルです。
住宅市場についても、シフ氏は手厳しい批判を投げかけています。政府が「住宅の購入しやすさ」を謳いながら、実際には価格の下落を阻止し、さらなる上昇を画策している矛盾を指摘しました。自由市場における本来の解決策は、高騰しすぎた価格が下がることですが、政府は不自然に金利を操作して人々により多くの借金をさせ、割高な物件を買わせようとしています。このような政策はドルを弱体化させ、さらなるインフレを招くだけの「最悪の経済政策」であると同氏は断じました。
また、ビットコインについては依然として懐疑的です。シフ氏はビットコインを「価値の保存手段」ではなく、単なる「投機的なリスク指標」と位置づけています。最近のビットコインの下落は、市場全体のリスク許容度が低下している前兆であり、今後AI関連株などの高リスク資産にも負の影響が波及する可能性があると警告しました。さらに為替に目を向けると、歴史的なチャートの動きからドルが長年の支持線を割り込み、スイスフランなどの主要通貨に対してさらに下落していくとの予測を示しています。
最後に、米国の財政を救うための「劇薬」として、シフ氏は政府支出の抜本的な削減を訴えました。これには、政治家がこれまで決して触れようとしなかった社会保障やメディケア、メディケイドといった「エンタイトルメント(給付事業)」の削減、さらには軍事費の大幅な縮小も含まれます。同氏は、農業補助金などの不要な政府プログラムを廃止し、規制緩和や政府機関の縮小を徹底的に行わない限り、ドルの健全性を取り戻すことは不可能だと主張しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿