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2026-03-04

イラン戦争、米の前途に困難

John Mearsheimer says Big Trouble Ahead in Iran - Antiwar.com Blog [LINK]

【海外記事紹介】国際政治学の権威であるジョン・ミアシャイマー氏は、現在のイラン戦争について「前途に大きな困難が待ち受けている」と極めて悲観的な見通しを示しています。ミアシャイマー氏は対談で、トランプ政権がこの戦争に踏み切ったのは、アメリカ国内の強力なイスラエル・ロビーによって引きずり込まれた結果であると明言しました。マルコ・ルビオ国務長官やマイク・ジョンソン下院議長の発言を引くまでもなく、多くの国民が「これはイスラエルのための戦争だ」と理解しており、本来イランはアメリカにとって直接の脅威ではなく、攻撃する正当な理由はなかったというのが氏の立場です。

ミアシャイマー氏が特に強調するのは、アメリカとイスラエルの連合軍がこの戦争で「勝利」を収めることはほぼ不可能だという点です。彼らが望むような勝利を手にするためには、単にイランの現体制を転覆させるだけでなく、イスラエルやアメリカの意向に忠実に従う新しい指導者を据えなければなりません。しかし、氏の予測によれば、そのような服従的な政権が誕生する可能性はゼロに近いといいます。もし体制が親米・親イスラエル化しなければ、イランは確実に核濃縮能力を維持し、ミサイルやドローンの開発を続け、ハマスやヒズボラといった組織への支援も継続するでしょう。

一方で、イラン側の「勝利」の条件は極めて単純です。イスラエルやアメリカの駒(ポーン)とならずに、国家として生き残ること、ただそれだけです。たとえミサイルの在庫が大幅に減り、核施設が破壊され、インフラが甚大な被害を受けたとしても、現体制が存続するか、あるいは連合軍に屈しない新たな政権が成立すれば、それはイラン側の勝利を意味します。氏は、アメリカがほぼすべての戦いで勝利しながら最終的に敗北したベトナム戦争の例を引き、軍事的な圧倒が必ずしも政治的な勝利に直結しないことを警告しています。

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