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2026-03-03

裏目に出たイラン攻撃

Killing the Ayatollah Khamenei Has Inflamed the Shi’a World [LINK]

【海外記事紹介】アメリカの元CIA分析官ラリー・ジョンソン氏は、トランプ大統領とネオコン(新保守主義者)たちがアヤトラ・ハメネイ師の殺害に歓喜している現状を、西側諸国の無知が生んだ極めて危険な事態だと警告しています。ジョンソン氏がまず指摘するのは、ハメネイ師こそが36年前に「核兵器の製造や使用は罪である」というファトワ(宗教令)を発布し、イランの核武装を阻む最大の障壁となっていたという事実です。西側諸国はその人物を排除することが名案だと考えたようですが、これは大きな誤算であると同氏は説いています。

この「斬首作戦」からわずか24時間足らずで、イラン周辺のシーア派社会は激しい怒りに包まれました。イラクのバグダッドでは、群衆が厳戒態勢の「グリーンゾーン」を突破しようとし、治安部隊との衝突が起きています。アメリカとイスラエルによるこの暗殺は、イラン政権を弱体化させ、政権交代への道を開くことを目的としていましたが、実際には正反対の結果を招くとジョンソン氏は分析します。つまり、イラン国内の結束を強め、西側との妥協を一切拒否する強硬派の地位を盤石なものにしてしまったのです。

軍事的な反応も迅速でした。最初の攻撃からわずか90分以内に、イランは地域全域のアメリカ軍施設を標的に反撃を開始しました。前回の衝突時には反撃まで12時間を要しましたが、今回はイスラエルのみならず、サウジアラビア、カタール、バーレーン、クウェート、ヨルダン、アラブ首長国連邦にある主要標的を次々と攻撃しています。イランの将軍は国営テレビに登場し、新型兵器によるさらなる報復を宣言しました。現在、ドバイのCIA拠点やクウェートの米軍基地などもミサイル攻撃を受けており、事態は刻一刻と悪化しています。

トランプ氏やネオコンたちは、イラン政権への支持は脆弱だと信じ続けていますが、現地の反応を見る限り、イランはすでに消耗戦への覚悟を固めています。もし戦いが数週間続けば、現在アメリカが享受している軍事的優位は失われる可能性が高いでしょう。特に、革命防衛隊がホルムズ海峡を封鎖し続ければ、世界経済に甚大な被害が及ぶことは避けられません。ジョンソン氏は、この戦争が今後数日でさらに激化する可能性が高いと予測し、アメリカがこの紛争を維持する能力があるのかという根本的な問いを投げかけています。

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