【海外動画より】原油価格の激しい乱高下とそれに伴う米ドルの先行きについて、歴史的な視点から警鐘が鳴らされています。マリオ・ナウファル氏の番組に出演した経済系ユーチューバーで投資家でもあるジャスプリート・シング氏は、中東情勢の緊迫化やイランによるホルムズ海峡封鎖の脅威がもたらす経済的衝撃について、1970年代のオイルショック時との強い類似性を指摘しました。
シング氏は現在の世界経済の混迷が1970年代初頭の状況と酷似していると分析します。1971年に金本位制が廃止され中央銀行である連邦準備制度(FRB)による通貨増発が始まってインフレが起き、中東での戦争を契機として原油価格が急騰しました。現在も同様に、2020年以降に政府が巨額の資金を投入したことでインフレが誘発され、そこに中東での衝突、2026年のイランとの対立に起因する原油相場の上昇が重なっています。当時の歴史が示すのは、最初の価格高騰から約1年が経過した頃に本格的な景気後退や株価の暴落、そして深刻な危機が米国を襲ったという事実です。
原油高の維持は輸送コストを押し上げ、物流を通じて食料品など生活必需品の価格を引き上げます。シング氏が警戒するのは、現在の市場が「株価は高く経済は強固だ」と楽観視している点です。1970年代にFRBはドルの信任を守るためインフレ退治を最優先し、猛烈な利上げを断行して景気を後退させました。しかし、現在の米国は39兆ドルにのぼる莫大な連邦債務を抱えており、当時と同じ利上げを行えば政府の利払い負担が持続不可能な規模に膨れ上がるという致命的なジレンマに直面しています。
同氏は、現在の見かけ上の平穏に惑わされることなく、12ヶ月後や数年後に米経済がどのような局面に至るかを見据えるべきだと主張しました。経済の決定は歴史的なサイクルに裏付けられており、原油高が長期化するほど国民の生活コストは上昇し、通貨の購買力は奪われていきます。私たちは、過去の金融危機がどのようなプロセスを経て顕在化したかを学び、目先の市場に惑わされることなく、今後のドルの価値や債務問題の推移を冷静に見極めていく必要があると述べました。
THE U.S. DOLLAR IS ABOUT TO COLLAPSE - w/ Jaspreet Singh - YouTube
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