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2026-06-15

和平交渉、楽観できず

【海外動画より】アメリカの中東政策をめぐり、対イラン外交のあり方や政府内部の動向について議論が交わされています。米国のシンクタンクや情報機関の元高官であり、トランプ政権で対テロ国家安全保障会議のディレクターを務めた経歴を持つジョー・ケント氏は、現在のイランをめぐる情勢や、アメリカ政府が直面している外交的・政治的な課題について、鋭い分析を提示しています。

ケント氏は、トランプ大統領が進めようとしている対イラン和平交渉の妥結について、当初よりも悲観的な見方を示すようになっています。その主な要因として、イラン側がホルムズ海峡の制御能力や地域内の米軍基地への攻撃能力を背景に自国の優位を確信していること、そしてイスラエルがアメリカと異なる独自の戦略目標を持っているため、交渉の妥結に反対していることを挙げました。トランプ大統領は現在、政治的に厳しい内容の合意を受け入れるか、あるいは過去の泥沼化した戦争以上の長期的な戦闘を続けるかというジレンマに直面しており、ケント氏は軍事的な緊張を解消した上で、一歩退いた立場から個別に実利的な交渉を行うべきだと提言しています。

また、アメリカ政府の内部におけるイスラエルの影響力や諜報活動についても言及されました。最近、国防総省がイスラエルによる諜報活動の警戒レベルを最高水準に引き上げたという報道がありましたが、ケント氏は自身の情報機関での経験から、イスラエルがアメリカに対して日常的に積極的なスパイ活動を行っていることは組織内で周知の事実であったと認めています。特に、対イラン政策においてアメリカの交渉チームの動向を監視する目的での情報収集が行われており、イスラエルとの同盟関係の維持と、アメリカ自身の外交主権や利益との間で生じる摩擦が、政府関係者の間で大きな不満の種になっている様子が伺えます。

さらに、アメリカの情報コミュニティを統括していたタルシ・ギャバド国家情報長官の辞任や、シリアにおける新政権との関係構築など、政府の意思決定を揺るがす出来事が相次いでいます。ケント氏は、大規模な軍事介入や作戦が結果として新たなテロリストを生み出し、アメリカをより大きな危険に晒す結果になりかねないと警告します。中東での局地的な紛争に繰り返し関与し続けるのではなく、現実的なパワーバランスを見極めた上で、過度な関与を縮小していくことが長期的にはアメリカの安全保障につながるという見解が、元高官の立場から一貫して主張されています。

Ep. 6236 - Joe Kent on Why He’s Not Optimistic About Trump’s Iran Deal - 6/12/26 - YouTube

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