【海外動画より】元米下院議員のロン・ポール氏は、アメリカの国防権限法(NDAA)に盛り込まれた特定の条項が、アメリカの国家主権を揺るがす深刻な問題を孕んでいると指摘しています。問題視されているのは「米イスラエル防衛技術協力イニシアチブ」と呼ばれるセクション224です。この条項は、人工知能(AI)や量子技術、自律型システム、サイバー、バイオテクノロジーなど、ほぼすべての防衛技術分野において、アメリカ軍とイスラエル軍を統合し、ネットワークやデータの融合、さらには情報共有を進める内容となっています。
ポール氏は、アメリカ軍のデータが外国の軍隊に共有されるような状況は、ペンタゴンや情報機関の鍵を外国に渡すようなものであり、自国の安全保障にとって極めて不利益であると主張しています。さらに、国防総省がイスラエルによるアメリカへのスパイ行為の脅威レベルを「重大」に引き上げたという報道がある中で、このような統合を進める矛盾を突いています。ガザやレバノンでの情勢を受けて、アメリカの世論、特に若い世代はイスラエルとの関係に対して厳しい目を向けており、これまでの数十年間で巨額の資金が投じられ、中東の紛争に巻き込まれてきたことへの不満が高まっていると説明しています。
それにもかかわらず、議会は国民の意思よりも外国のロビー団体の意向を優先しているように見えると、ポール氏は述べています。もしこの条項がそのまま通過すれば、将来の議会がイスラエルへの支援や協力の度合いを監視・決定する役割が奪われることになります。結果として、アメリカは中東での複数の戦争にさらに深く引きずり込まれ、それらの戦争がアメリカ自身のものになってしまう恐れがあると危惧しています。
ポール氏は、アメリカが今すべきことは、北大西洋条約機構(NATO)やウクライナへの支援、中国に対する台湾への関与も含め、海外の義務から国を切り離していくことであると論じています。現在、アメリカの軍事費は年間1兆ドルを超え、国債は40兆ドルに迫っており、これ以上海外での戦争に関与することは国の破産を早めるだけであるため、主権を守るためにこの条項を削除するよう議会に求めるべきだと呼びかけています。
Weekly Report: We Should Not ‘Integrate’ Our Military with Any Foreign Nation! - YouTube
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