【海外動画より】モメンタム・ストラクチャル・アナリシスの創設者であるマイケル・オリバー氏が出演するYouTube動画の内容をご紹介します。この動画では、直近の強い米雇用統計を受けて貴金属市場が下落する中、同氏独自のモメンタム分析に基づき、金や銀、そして鉱山株の今後の見通しについて詳細な見解が述べられています。
市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測が強まり、銀価格が約7%急落する場面もありましたが、オリバー氏はFRBの政策や短期的な価格のノイズは長期的なトレンドにおいて無関係であると主張します。過去の歴史、例えば1975年から1980年にかけての急激な利上げ局面でも金や銀の価格は爆発的に上昇した例を挙げ、現在の価格下落は長期的な上昇トレンドの構造を何ら損ねていないとしています。同氏によれば、現在の売り圧力は5ヶ月から6ヶ月にわたり横ばいの推移を続けているに過ぎず、下値を売り崩せないベア派(弱気派)の焦りを示していると分析します。
さらに、銀は過去50年間にわたり50ドルの天井という狭いボックス圏に閉じ込められてきましたが、昨年10月にその枠を突破したことで新たな価格現実に突入したと述べています。マネーサプライ(M2)が1970年代から25倍に拡大したのに対し、銀の価格はそれに見合う上昇をしておらず、銅や鉛といった他のベースメタルと比較しても極めて割安な水準に放置されてきたと指摘します。この歪みが修正されるプロセスにおいて、銀の価格は将来的に1オンス300ドルから500ドルという劇的な水準へ向かう可能性があり、その上昇の最終局面は非常に垂直で急激なものになると予想しています。
こうした貴金属の爆発的な上昇を支える背景として、同氏は政府債務の深刻な危機を挙げ、中央銀行による紙幣の大量増刷(マネタイズ)が避けられない現実を指摘します。また、株式市場(S&P 500)についても、現在は半導体などの一部セクターが牽引して最高値を更新しているものの、長期モメンタムの観点からは1987年の暴落直前に酷似した天井圏の構造が形成されており、夏以降に大幅な調整局面を迎えるリスクがあると言及しています。株や債券が安全な避難先として機能しなくなった時、資金の唯一の逃避先として機能するのが法定通貨の価値低下から資産を守る金や銀であり、とりわけ銀の鉱山株は金鉱株を大きくアウトパフォームするレバレッジの効いた投資機会になると結論づけています。
Silver Selloff Tests $500 Target: Why Shorts Had "Better Cover" | Michael Oliver - YouTube
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