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2026-06-04

衰える米、成長するアジア

【海外動画より】投資教育家として知られるロバート・キヨサキ氏のインターネット番組において、経済学者であり『ドル危機』などの著作で知られるリチャード・ダンカン氏が、米国および世界経済が直面している構造的な大転換について分析を行っています。ダンカン氏は、1971年にニクソン大統領が米ドルと金との連動を断ち切って以降、世界経済の本質が大きく変質したと指摘しています。かつての伝統的な資本主義は健全な貯蓄と投資に支えられていましたが、現代のシステムは不換紙幣の大量増刷と「クレジット」の絶え間ない創出、そして消費の拡大によってのみ維持される「クレジット主義」へと変わってしまったと説いています。

この新しい仕組みを崩壊させずに維持するため、米国政府は年間2兆ドル規模の財政赤字を垂れ流し続け、中央銀行である連邦準備制度(Fed)も紙幣を増刷して量的緩和を再開しています。その結果、米国の家計純資産(総資産)は2008年の金融危機以降の17年間で3倍にまで膨れ上がり、現在は184兆ドルという規模に達しました。しかし、この莫大な富の創出は実体経済の成長を伴わないマネーの増刷によってもたらされたものであるため、株価や住宅価格、さらには食料品などの生活必需品の高騰を招いています。これが深刻な富の不平等やホームレスの増加を引き起こし、かつての中間層の生活を直撃しているという現状に対して、両氏は強い懸念を表明しています。

また、長年タイに拠点を置くダンカン氏はアジア経済の動向にも触れ、米国が輸入超過によって国外へ流出させた大量のドルがアジア諸国に蓄積されている構造を解説しています。特にベトナムなどの新興国は、米国への輸出によって得た資本を国内の工場やインフラの建設、さらには教育へと積極的に再投資することで極めてダイナミックな経済成長を遂げています。これに対して、過剰な紙幣増刷と政府債務への依存を強める米国は、生産活動を他国に委ねた結果として国民の競争力を失うという、世界の基軸通貨を維持することによる罠に陥っています。両氏は、不換紙幣の価値が長期的には失われ続ける運命にあるとし、マクロ経済の大転換期において、金や銀といった真の価値を持つ実物資産で自らの富を防衛する重要性を訴えかけています。

How to Prepare for the Biggest Economic Shift of the Next Decade - Robert Kiyosaki, Richard Duncan - YouTube

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