【海外動画より】ある資産家が資産のほとんどを貴金属に投じた理由について、米国の公認会計士であるノエル・ロレンザーナ氏が動画で解説しています。ロレンザーナ氏は、81歳の億万長者投資家エリック・スプラット氏が自らの富の約98%を金と銀に割り当てているという異例の投資行動を紹介しました。この投資は過去2年間で約4倍に成長したとされています。特定の分野への極端な集中投資は非常に大きなリスクを伴うものの、これほどの資産家が既存の金融システムに対してどのような危機感を抱いているのかを考える必要があると指摘しています。
スプラット氏が貴金属に投資する背景には、世界中の政府が債務の拡大と通貨の増刷に依存している現状への懸念があります。米国や日本などの政府が巨額の財政赤字を続け、債務を重ねる中で、紙幣の価値が将来的に維持できるのかという疑問が生まれているためです。金や銀は意図的に増刷することができないため、法定通貨や中央銀行への信頼が揺らぐ局面において、実物資産として評価されやすい傾向にあります。ロレンザーナ氏は、恐怖心のみに基づく投資の危険性を警告しつつも、現在の政府債務の膨張を考えるとこうした動きを無視できないとしています。
また、同様の懸念を抱く投資家は他にもいます。著名なレイ・ダリオ氏やジム・ロジャーズ氏といった投資家たちも、政府債務の膨張や通貨の過剰な拡大に対して警告を発しています。ダリオ氏は極端な配分には慎重であるものの、ポートフォリオの10%から15%を金に割り当てることは有効な防衛策になり得ると考えています。さらに、法定通貨制度を管理する立場にある各国の中央銀行自身が、近年になって金の大規模な購入を進めている事実も強調されました。
多くの一般市民が生活費の上昇や国家債務の暴騰を目の当たりにし、システムへの不信感を強める中、貴金属への関心の高まりは不安定な経済に対する防衛策という側面があります。米国の政府債務が40兆ドルに迫る中、ロレンザーナ氏は、極端な集中投資には慎重であるべきとしながらも、資産家や中央銀行が同時に同じリスクを警戒している現実には注視すべきであると結びました。
Why Would a Billionaire Put 98% Into Gold and Silver? - YouTube
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