Doug Casey on Whether the AI Tech Bubble Has Found Its Pin—and What Investors Are Overlooking [LINK]
【海外記事より】著名な投資家であるダグ・ケイシー氏は、現在のAIブームを「本物の技術革命」であると同時に、針を待ち構えている「典型的な投機バブル」であると分析しています。コンピューターやインターネットの時もそうであったように、革命そのものは本物であっても、大半の企業は淘汰され、投資家の多くは資産を失うのが歴史の常です。現在、テック企業の株価は伝統的な評価基準を完全に逸脱しており、極めて割高な水準にあります。さらに、AIデータセンターに数千億ドルもの巨額資本が投じられていますが、その多くが実質的な利益を生む製品やサービスの開発ではなく、人々の監視や制御に費やされている点にケイシー氏は強い懸念を表明しています。こうした投資は、AI自体の急速な進化によって現在のチップやプロセッサが短期間で陳腐化するため、投資回収が終わる前に無価値になる可能性が高いのです。
現在、市場を支配しているのは「他人がやっているから自分もやる」という、乗り遅れることへの恐怖、いわゆるFOMO(Fear Of Missing Out)による群集心理です。膨大な不換紙幣のクレジットがハイテク分野に流れ込み、企業はそれを使い切らなければならないという強迫観念に駆られています。しかし、歴史を振り返れば、自動車や航空機が社会を劇的に変えた時も、関連企業の多くは倒産し、投資家は報われませんでした。加えて、現在の経済は政府と産業が密接に結びついたファシズム的な様相を呈しており、当局がビッグデータの収集を通じて国民への支配を強めるツールとしてAIを利用する危険性が高まっています。ケイシー氏は、このような状況下でアマチュアの投資家が無理にこの荒波に乗ろうとすれば、致命的な打撃を受けることになると警鐘を鳴らしています。
今後の見通しとして、米国では文化的分断による内戦のような状況や、イランとの戦争によるさらなる混乱が予想されます。一方、欧州は社会主義的な停滞により沈みゆく船のようであり、今後数十年で最も有望なのは中国や東アジア諸国であると氏は予測します。また、多くの投資家が華やかなソフトウェアやテック企業に目を奪われている一方で、エネルギーや銅、ウラン、農産物といった「ハードアセット」が過小評価されている点も見逃せません。中東情勢の悪化により肥料の供給が滞る可能性を考慮すると、農業関連への投資は非常に論理的です。ケイシー氏は、市場が過熱するハイテク株を避け、ゴールドやシルバー、エネルギー資源などの実物資産や関連銘柄を長期保有し、それらが市場の主役になる時期を待つべきだと説いています。
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