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2026-04-08

ドル優位、終わり近い

Schiff w/ Joy: The Dollar’s Time is Limited | SchiffGold [LINK]

【海外記事より】アメリカの著名な投資家であるピーター・シフ氏が、ラジオ番組に出演し、現在のインフレ問題が一時的なものではなく、政治や政策によって深刻な経済リスクが隠蔽されている現状について詳しく語りました。シフ氏は最近の物価データや市場の脆弱性、そして一時的な米ドルの強さを分析し、金に代表される「健全な貨幣」こそが、最終的に経済の真の状態を露呈させることになると主張しています。まず、シフ氏は政治指導者たちが経済の現実を過小評価し、自らの実績や経済状況について有権者を誤認させていると批判しました。特に、インフレや関税、過去の経済的成果に関する発言には、事実とは異なる点が多いと冷静に指摘しています。

シフ氏は、政治的な議論よりも実際に重要となるデータに注目すべきだと警告しています。消費者物価指数であるCPIのような公的なインフレ指標は、現状に対して遅行する傾向があるためです。同氏がより先見性のある指標として挙げているのが、輸出入物価の推移です。直近のデータでは、輸出入物価がともに大幅に上昇しており、これを年率に換算すると18%から19%に達する勢いを見せています。多くの人々がCPIという「バックミラー」を見てインフレ問題はないと考えていた2021年の状況を引き合いに出し、フロントガラス越しに輸出入物価の動向を見れば、現在進行形で起きているインフレの現実が明らかになると説明しています。

また、連邦準備制度、いわゆるFRBが持つ利下げや資金供給といった手段は、市場の崩壊を先延ばしにすることはできても、その代償としてさらなるインフレを招くと分析しています。シフ氏は、現在の資産バブルは2008年のリーマンショック時を上回る規模に膨らんでいる可能性があると指摘しました。FRBがリスクの大きさを認識して金利を急激に下げ、大量の通貨を発行すれば、一時的に問題をごまかすことはできますが、それは決して解決策ではなく、結果として非常に厳しい経済状況を招くことになります。

通貨としての米ドルと金の関係について、シフ氏は興味深い見解を示しています。戦争などの地政学的リスクによって一時的に米ドルが買われる動きが見られますが、過去の有事の際の上昇幅に比べれば、その反応は限定的で一時的なものに過ぎないと言います。シフ氏は、金が再び上昇に転じたとき、ドルの優位性は終わると予測しています。具体的には、金価格が一時的に5,500ドルから4,100ドルまで下落した後、4,500ドル台まで戻している動きに言及しました。名目金利が据え置かれたままインフレ率が上昇すれば、実質金利はマイナスとなり、これが金にとって強力な追い風になります。インフレが加速する中でFRBが現状維持を続けることこそが、金価格を押し上げる最大の要因になると結んでいます。

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