Peter Schiff: Market Reality Always Wins | SchiffGold [LINK]
【海外記事紹介】アメリカの著名な経済評論家、ピーター・シフ氏が、自身のポッドキャストでトランプ大統領の一般教書演説の内容を鋭く批判しています。シフ氏は、政治家がどれほど威勢のいい政策を打ち出そうとも、最終的には市場の現実が勝利するという厳しい見方を示しています。まず、住宅市場についてですが、シフ氏は、政策によって生じた不均衡は必ず市場の力で修正されると主張します。現在、高騰しすぎた住宅価格が下落するのは数学的に避けられない「必然」であり、買い手が支払える価格まで下がることこそが自由市場による解決策であると述べています。
また、トランプ大統領がダウ平均株価が5万ドルの大台を達成したと誇っていることに対しても、シフ氏は冷ややかです。実際には株価はその水準を下回っており、S&P500指数も年初からマイナス圏にあることを指摘し、政治家が自分たちに都合の良い数字を並べ立てることの危うさを警告しています。インフレについても同様です。大統領はバイデン政権下で史上最悪のインフレが起きたと述べていますが、シフ氏は政府の統計を見る限りそれは事実ではなく、むしろトランプ氏が引き継いだのは、2022年をピークに下落傾向にあったインフレ率だったと正しています。
さらに、シフ氏は財政の現実に踏み込み、所得税の廃止と社会保障の維持は両立しないという痛烈な事実を突きつけています。所得税を嫌うのであれば、その税収で支えられている多くの公的プログラムの廃止を受け入れなければなりません。同氏は、本当に支援を必要とする人々を守るためにも、現在のバラマキに近い制度を見直し、受給資格を厳格化して対象者や給付額を減らす「ミーンズテスト」の導入が必要だと訴えています。これらの制度に一切手をつけないという公約は、結果として国民全員を破滅に導くものだと断じています。
最後に、金融不安に対する防衛策として、シフ氏は金や銀、そして鉱山株に極めて強気な見通しを示しています。最近の株価上昇は貴金属市場の先行指標であり、金価格が再び1オンスあたり5500ドルを目指す局面では、関連株は以前よりもはるかに高値をつけるだろうと予測しています。通貨管理の失敗に対するヘッジとして、金や銀への投資がかつてないほど重要になっているというのが、彼の結論です。
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