注目の投稿

「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2026-02-28

大手銀、ゴールドにひれ伏す

Even Banks Now Bow to a Golden Master [LINK]

【海外記事紹介】貴金属投資の専門家マシュー・ピーペンブルグ氏が、かつては「アンチ・ゴールド」の筆頭格だった大手銀行までもが、今や金という「絶対的な主人」にひれ伏し始めたという、パラダイムシフトを報告しています。2025年、金価格は53回も史上最高値を更新し、年間で55%も上昇しました。当初、これはITバブルや仮想通貨のような一過性の熱狂に過ぎないと冷笑する声もありましたが、2026年に入り、その認識は覆されています。

長年、中央銀行や大手銀行は、米ドルという「紙の王国」を守るために、意図的に金の価値を過小評価してきました。金の上昇はドルの弱さを露呈させるため、彼らにとっては不都合な真実だったからです。しかし、世界全体の債務が354兆ドルを超え、アメリカの公的債務も38兆ドルに達する中、インフレという熱にさらされた紙幣は「溶けゆく氷」のようにその購買力を失っています。もはや銀行も、この現実を隠し通すことはできなくなりました。

特筆すべきは、ウォール街の巨人たちの驚くべき「告白」です。かつて貴金属の価格操作で罰金を受けたこともあるモルガン・スタンレーは、従来の「株60:債券40」という投資の黄金比を捨て、債券の半分を金に振り向ける「株60:債券20:金20」という大胆な戦略を推奨し始めました。さらにゴールドマン・サックスは2026年末の予測を5400ドルとし、JPモルガンに至っては6300ドルを「基本シナリオ」に据え、状況次第では8500ドルまで急騰する可能性があると明言しています。

銀行がこれほど強気に転じた背景には、取引所であるコメックス(COMEX)での現物不足があります。価格を抑え込もうにも、保管庫から現物の金や銀が、中国やインドなど実物を求める世界へと流出し続けており、価格を操作する「弾薬」が尽きかけているのです。

ピーペンブルグ氏は、これは単なるブームではなく、歴史が繰り返してきた「悪い金(紙幣)」が「良い金(実物資産)」に駆逐されるプロセスだと指摘します。一般の投資家がようやく金の重要性に気づき始めた今、まだポートフォリオの1%未満しか金を持っていない世界中の資金が流入すれば、価格の上昇余地は計り知れません。銀行すらもドルへの信頼を失い、金に救いを求め始めた今、私たちはマネーの歴史的な転換点に立ち会っているのです。

0 件のコメント: