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2026-02-28

金採掘に関心再燃

A Story About Digging Money Out of the Ground and a Dumb Finance Professor [LINK]

【海外記事紹介】金価格が1オンスあたり5000ドル前後という歴史的な高値で推移する中、アメリカでは今、ゴールドラッシュを彷彿とさせる「金採掘」への関心が再燃しています。米紙USAトゥデイが報じた特集記事をもとに、現代の金事情と経済の本質について紐解いてみましょう。

コロラド州の川で長年砂金を掘り続けているケビン・シンゲル氏は、高層ビルを遠目に眺めながら、これまでに数万ドル相当の金を収集してきました。しかし、彼は「1万ドルの塊が見つかるわけではなく、歩道に落ちている10円玉を拾い集めて、ようやくランチ代になるようなものだ」と、その厳しさを語っています。

実は、この「手に入れるのが難しい」という性質こそが、金が本物のお金として機能するための重要な特徴なのです。政府が勝手に印刷して権力を拡大できる不換紙幣とは異なり、金は物理的な制約によって政府の肥大化を自然に抑制します。20年前に約6000ドルで10オンスの金を買った人は、現在、その金で新車を買うことができます。20年前なら6000ドルで中古車を買うのが精一杯だったことを考えると、車が高くなったのではなく、紙幣の価値が下落し続けていることが分かります。人々が冷たい川に浸かってまで砂金を追い求めるのは、私たちが日常使っているドルや円という通貨が、水で薄められた牛乳のように、際限のない増刷によってその価値を失い続けているからに他なりません。

一方で、この記事には主流派のファイナンス教授による「なぜ経済が不安な時に金を買うのか理解できない」というあざ笑うようななコメントも紹介されています。教授は「恐怖心に突き動かされているだけだ」と切り捨て、金よりも企業の株式に投資すべきだと主張します。しかし、持続不可能な国家債務、止まらないインフレ、そして株価のバブルといった現実を直視すれば、どちらが「愚か」かは明白です。長年、主流派の金融アドバイザーは金を敬遠するよう宣伝してきましたが、最近では大手証券会社の幹部ですら、ポートフォリオの2割を貴金属に割り当てるべきだと提言し始めています。

結局のところ、金は数千年にわたり、その価値を維持し続けてきた唯一の「真のお金」です。私たちが手にしている紙幣の購買力が日々溶けていく中で、自分の資産をどう守るべきか。砂まじりの砂金を一粒ずつ集めるような地道な視点こそが、現代の不透明な経済を生き抜くための鍵となります。

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