Archaeologists reveal major hoard of Imperial Russian gold [LINK]
【海外記事紹介】ロシア西部のトヴェリ州にある歴史都市トルジョークにて、2025年に行われた発掘調査で発見された帝政ロシア時代の大量の金貨について、ロシア科学アカデミー考古学研究所がその詳細を明らかにしました。この発見は、住宅建設に先立つ救済発掘調査の中で行われたもので、1848年から1911年にかけて鋳造された金貨が計409枚も含まれています。これほど大規模な帝政後期の金貨の山が、正式な考古学的発掘によって発見されるのは極めて稀なケースです。
金貨は、かつて住宅があった場所の石の土台の下に、持ち手のある小さな陶器の壺に入れられた状態で埋まっていました。調査チームを率いるナタリア・サラファノワ氏によると、これらは1917年のロシア革命という激動の時代に、当時の所有者が後で回収するつもりで隠したものと考えられます。しかし、所有者が再びその場所に戻ることは叶わず、100年以上の時を経て日の目を見ることとなりました。金貨の大部分は、ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世の時代のもので、最も古いものは1848年のニコライ1世時代の5ルーブル金貨でした。
このコレクションには、1897年のセルゲイ・ヴィッテによる貨幣改革期に作られた珍しい7.5ルーブル金貨や15ルーブル金貨も含まれており、額面合計は4,070ゴールド・ルーブルに達します。発見場所は12世紀から居住が続いている歴史的な区域で、かつては聖デメトリウス教会の隣という立地でした。専門家は、これらの金貨が帝政末期の貨幣流通の実態を解明する上で極めて貴重な資料になると期待を寄せています。
発見された金貨は、今後トルジョークにある全ロシア歴史・民族博物館に移送され、展示の一部となる予定です。一方で、研究者たちは、この莫大な財産を隠し、そのまま帰らぬ人となった当時の所有者が一体誰であったのか、その正体を突き止めるための調査を続けています。
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