2018-07-21

賃金は消費者が決める

賃金は消費者が決める
経営者が従業員に払う賃金は、従業員が製品に加える価値より多くはできない。その価値を決めるのは消費者である。もしそれ以上の賃金を払えば経費を売り上げでまかなえず、損失を出し、最後は倒産する。従業員は同時に消費者だから、賃金の多さを決めるのは彼ら自身といえる。
Wages, Unemployment, and Inflation | Mises Wire

社会正義を売り込む
社会起業家とは、まるで普通の起業家に社会的意義がないような奇妙な言葉。ホームレスを雇い、高い賃金を払い続けるには普通の起業家と同じく利潤が必要。それには消費者に社会正義(social justice)の価値を認めさせ、高い代金を払ってもらうこと。つまり社会正義の強調はマーケティング戦略。
Is "Social Entrepreneurship" the Next "Social Justice"? | Mises Wire

「搾取工場」は労働者を救う
グローバル化を巡る議論に欠けているのは、労働者自身の声だ。たしかに中国の工場の労働条件は苛酷で、先進国の我々は決してやりたいと思わないだろう。しかし現地の労働者の考えは違う。彼らはもっと厳しい農村の生活から逃れて来たのだ。
Chelsea Follett, How China's Factories Are Liberating Women (2017.5.27)

アパルトヘイトと最低賃金法
アパルトヘイト時代の南アフリカで、白人労働者で構成する労働組合は最低賃金法(minimum wage law)の制定を政府に働きかけた。狙いは黒人労働者との競争を排除することだった。黒人の賃金率を市場よりも人為的に高く設定することで、黒人失業者を生み出した。
Taxi Unions Are Using Apartheid-Era Tactics to Crush Uber

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