2018-07-21

新聞と真実

新聞と真実
伊大手紙、ベテラン記者を解雇。コラムで今の新聞記事は多くが偽ニュースと書いたため。コラムによれば「大半の新聞が欲しがるのは真実ではなく、スクープ(scoops)。つまり他紙が話題にするニュースだ。もし真のニュースより偽ニュースのほうが話題になるなら、そちらを欲しがる」
Italian Journalist Fired for Saying ‘Newspapers Care Nothing for the Truth’

ジャーナリズムの形
社会が必要としているのは新聞という形式ではなく、ジャーナリズム。これまではジャーナリズムと新聞は、たまたまほとんど同義だった。しかしその偶然が終わるとき、人々は新しい形のジャーナリズムを求める。それは紙かもしれないし、別の形のものかもしれない。
Why Newspapers Are Going Out of Business | Mises Wire

政治の危機なんか怖くない
報道をにぎわす政治の危機とは、権力者の危機にすぎない。社会は危機に陥ってなどいない。市民は政府の介入に妨げられながらも、合意に基づく協力と取引によって日々を送っている。騒いでいるのは政府関係者だけで、普通の人々ではない。
Richard M. Ebeling, The Government's Crisis Is Not Your Crisis (2017.5.26)

戦争の「楽しみ」
大国なら、戦場から遠く離れた国民の多くは戦争で不便を感じず、自国の陸海軍(fleets and armies)の活躍を新聞で気楽に楽しむ。税金が若干高くなってもこの楽しみで十分償われる。戦争が終わると国民は不満になる。各地を征服し、国威を発揚する夢が消えるからだ。アダム・スミス『国富論』より。
Adam Smith on the Glory of War, David Henderson | EconLog | Library of Economics and Liberty

0 件のコメント: