ムーン・オブ・アラバマ
(2022年5月9日)
プーチンが赤の広場での戦勝記念パレードで行った演説で最も重要な箇所は、現在のウクライナ戦争がどのように始まったかという説明である。プーチンはこれをNATOの対ロシア代理戦争と見ており、それは正しい。
プーチンの「先制攻撃」という言葉の使用は、やや誤解を招く。実際、ウクライナが戦争を始めたのは(ロシアの攻撃に先立つ)2022年2月16日(水)である。このとき、ドンバスの両共和国(ドネツク、ルガンスク)近郊の軍隊が、両共和国への全面的な地上攻撃に向けて準備砲撃を開始したのである。
OSCE(欧州安全保障協力機構)ウクライナ特別監視団の2月15日付報告書では、停戦地域で約41回の爆発が記録されている。これが2月16日に76回、17日に316回、18日に654回、19日に1413回、20日と21日に合計2026回、22日に1484回と増えている。
ドンバス地方への地上攻撃が迫っていること、ウクライナが核武装を目指すということ、この2つの問題が、2月21日にロシアがドンバス両共和国を独立国として承認する決定を下す原動力となった。その法的な前例は、コソボを独立国家として欧米が承認したことである。
独立国家とロシア連邦の間で共通防衛協定が結ばれた。その3日後、ドンバス両共和国に対するウクライナの攻撃が続く中、国連憲章第51条(集団的自衛を含む自衛に従事する国の権利)に基づき、ロシア軍がウクライナに入国したのである。
(次より抄訳)
MoA - Ukraine - Putin On Why The War Started, Failed Attempts On Snake Island, Other Issues [LINK]
(次より抄訳)
MoA - Ukraine - Putin On Why The War Started, Failed Attempts On Snake Island, Other Issues [LINK]
0 件のコメント:
コメントを投稿