ジャーナリスト、ジョーダン・シャハテル
(2022年5月14日)
米国は現在、「ウクライナのために」約560億ドルを新たに発行し、ドルの価値を下げているが、実際にウクライナ国民に渡っているものはほとんどない。米議会を通過中の「ウクライナ支援」は、主に米支配階級の便宜を図ることを目的としている。米国民はその代償を払っているのだ。
ウクライナの人々がこのお金を1セントでも目にすることができると思っているなら、考え直してほしい。「人道支援」の部分ですら届かない。なぜなら、この資金は米政府関係の弁護士、ロビイスト、NGO、その他コネのあるブローカーらによって吸収されるからだ。アフガニスタンを見るがいい。
ウクライナ紛争が始まって以来、企業メディアと政府の宣伝担当者は、無意味な勧善懲悪で戦争にレッテルを貼った。注目すべきは、民主党は一人もこの法案に反対しなかったことだ。共和党はほぼ支持し、事実上の一党独裁となり、ランド・ポール議員が「緊急」通過の阻止を決めたことに憤慨している。
ウクライナのポドリャク大統領府顧問とクレバ外相はそれぞれ、ロシア兵が背中から市民を撃ったというCNNの動画を宣伝し、支援が遅れれば殺される市民が増えるとして、偽りの道徳的怒りによってポール議員を非難している。
「ウクライナのため」のマネー印刷は始まったばかりだ。一党独裁の議員たちは今後数カ月で、 「ウクライナのために」もっと多くのお金を刷る必要があると合意している。
ウクライナの人々は「ウクライナのために」託された560億ドル以上のうち、おそらく1ペニーも見ることはない。まるで米国の宣言されない対ロシア戦争というシナリオを使った、マネーロンダリングだ。お金は印刷され、少数の政権インサイダーに分配され、そのツケは米国の納税者が払うのだ。
(次より抄訳)
Where is the $56 billion 'to Ukraine' actually going? [LINK]
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