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(2022年5月5日)
ランド・ポール米上院議員(共和党、ケンタッキー州)は議会の公聴会で、バイデン政権が新たに設立した偽情報統制委員会はまったく信用できない、なぜなら米連邦政府こそ偽情報の世界史上最大の発信者だからだ、と語った。
ポール議員は水曜日(5月4日)の公聴会で、国土安全保障省のマヨルカス長官に、「あなたは偽情報が何であるかわかっていないと思うし、政府にそれができるとは思わない」と言った。「偽情報の世界史上最大の発信者が誰か知っているか。米国政府だ」
ポール議員が自分の主張を立証するために取り上げたのは、ペンタゴン文書、マクナマラ元国防長官が米国をベトナム戦争に巻き込んだこと、レーガン元大統領がイラン・コントラ事件でついた嘘、ブッシュ(子)元大統領がイラク侵略を正当化するために大量破壊兵器の存在についてついた嘘である。
ポールはまた、トランプ陣営とロシア政府の共謀疑惑を捏造するために使われた「スティール文書」を持ち出した。ロシアはトランプ陣営との関係を繰り返し否定し、ロバート・モラー特別検察官の調査でも結局、共謀はなかったとされた。
「米国民は愚かだから、何が真実か教えてもらわなければならないとでも思っているのか。あなたはスティール文書の真実を認めることさえできない」とポール氏は公聴会で述べた。「政府が真実を解明できると信用することはできない。政府はほとんど偽情報を流している」
「もしあなたが情報と偽情報の判定役だと言って回るなら、何もわかっていないと思う。......歴史的な視点がないから、偽情報の最大の創始者がおそらく米国政府だとわからないのだ」とポール議員は続けた。
公聴会の映像では、ポール議員が発言をやめると同時に、マヨルカス長官が、国土安全保障省は「真理警察」として行動するつもりはないと反論しているのが確認できる。
水曜日の公聴会は、国土安全保障省が最近、誤った情報に挑戦・反論する方法を調整するために、特にロシアと非正規移民に焦点を当てた偽情報統制委員会を新たに設立したことを受けたもの。反対派はこの新しい組織を、ジョージ・オーウェルの(小説『1984年』に登場する)「真理省」に例えている。
(次より抄訳)
'I Think You Have No Clue': Rand Paul Blasts US Government as Biggest Propagator of Disinformation - 05.05.2022, Sputnik International [LINK]
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