中国は和平交渉へウクライナ特使任命
アンチウォー・ドット・コム
(2023年4月27日)
クレムリン(露大統領府)は27日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と中国の習近平国家主席との電話会談を受け、ウクライナでの戦争の解決に向けたあらゆる措置を歓迎すると発表した。
Kremlin Says It Welcomes Any Steps to Resolve War After Xi-Zelensky Call
— Antiwar.com (@Antiwarcom) April 27, 2023
China is appointing a special envoy to Ukraine to push for peace talks
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露タス通信によると、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は「ウクライナの紛争に終止符を打つのに役立ち、実際ロシアのすべての目標の達成にも役立つものであれば、何でも歓迎する用意がある」と述べた。
「会談の事実については、二国間の対話に関わるそれぞれの国の主権的な問題である」とペスコフ氏は付け加えた。
習氏は電話協議でゼレンスキー氏に対し、ロシアとウクライナの和平交渉を推進するために中国が努力することを強調した。中国は、ウクライナにベテランの外交官を派遣し、危機解決のために地域の「すべての当事者」と話をすると発表した。
中国が派遣する特使は、2009〜2019年に駐ロシア中国大使を務めたユーラシア問題特別代表の李輝氏だ。中国外務省の毛寧報道官は27日、「中国が任命する特使は、和平交渉の進展に最も対応できる候補者となる」と述べた。
また同日、中国の秦剛外相は、中国は中央アジア諸国と協力し、ロシアとウクライナを交渉の場に着かせたいと述べた。秦外相はカザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタンの各外相との会談後、「中国と中央アジア諸国は、ウクライナの危機について同様の見解と姿勢を共有している」と述べた。
ロシアとウクライナは中国の努力に前向きな姿勢を示しているが、双方の要求は依然として大きくかけ離れている。ゼレンスキー大統領とその側近は、ロシアがクリミア半島を含む支配地域から追放されない限り、和平交渉は成立しないと主張。一方ロシアは、昨年秋に併合した領土をロシア領と認めることが和解の条件だと述べている。
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