台湾メディアによると、仏軍艦が台湾海峡を今月航行
アンチウォー・ドット・コム
(2023年4月23日)
欧州連合(EU)の外相にあたるボレル外交安全保障上級代表は欧州諸国に対し、台湾海峡に軍艦を派遣し、中国が挑発行為とみなしかねない巡視を行うよう呼びかけた。
EU’s Borrel Tells European Governments to Send Ships to Taiwan Strait
— Antiwar.com (@Antiwarcom) April 23, 2023
According to Taiwanese media, a French warship sailed through the Taiwan Strait this month
by Dave DeCamp@DecampDave #Taiwan #China #TaiwanStrait #France #EuropeanUnion https://t.co/VcVlDWRFBD pic.twitter.com/qVR2Zpnwow
ボレル氏はフランスの新聞ジュルナル・デュ・ディマンシュに寄稿した論文で、「欧州は経済的、商業的、技術的に懸念されるこの問題(台湾)に関して、実際に非常な存在感を示す必要がある」と述べている。
「だからこそ私は欧州の海軍に台湾海峡の巡視を要請し、この絶対重要な地域における航行の自由に対する欧州のコミットメントを表明する。同時に、挑発行為や過剰反応に対して警戒する必要がある」とも付け加えた。
ボレル氏のコメントは、フランスのマクロン大統領が、台湾をめぐる中国との対立で欧州は米国に追随すべきではないと警告したことに対する反発であるようだ。
「欧州が答えるべき質問は……台湾での(危機を)加速させることが我々の利益になるのかということだ。ならない。最悪なのは、欧州がこの問題で米国のペースや中国の過剰反応に追随しなければならないと考えることだ」と、マクロン氏は今月初めに述べている。
マクロン氏の発言にもかかわらず、台湾のメディアは、フランスの軍艦が4月9日から10日にかけて台湾海峡を航行したと報じた。米国は頻繁に台湾海峡に軍艦を派遣しているが、欧州の通過はまれだ。最後に知られているフランスの海峡通過は、2021年10月だった。
フランスは近年、台湾海峡を通過する軍艦を派遣した唯一のEU諸国である。2021年、ドイツは約20年ぶりにアジア太平洋に海軍艦艇を配備し、南シナ海を通過したが台湾海峡は避けた。
EU's Borrell Tells European Governments to Send Ships to Taiwan Strait - News From Antiwar.com [LINK]
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