アンチウォー・ドット・コム
(2023年4月26日)
英国防省のジェームズ・ヒーピー閣外相は、ウクライナが英国製の主力戦車「チャレンジャー2」で使用するために、論争の的になっている劣化ウランを英国から受け取ったと確認した。
Britain Confirms Depleted Uranium Munitions are Now in Ukraine
— Antiwar.com (@Antiwarcom) April 26, 2023
Ukraine was provided the controversial munitions for their British-made Challenger 2 tanks
by Dave DeCamp@DecampDave #DepletedUranium #Challenger2 #tanks #Ukraine #Britain #Russia #NATOhttps://t.co/IwkEuTVqMB pic.twitter.com/DpL60BnLIO
ヒーピー氏は、スコットランドのマカスキル議員の質問に答える形で、「我々は劣化ウランの徹甲弾を含む数千発のチャレンジャー2弾薬をウクライナに送っている」と述べた。
マカスキル氏は、ウクライナが使用している劣化ウラン弾の数を英国は把握しているかと質問したが、ヒーピー氏は明言を避けた。「作戦上の安全上の理由から、提供した弾丸のウクライナ側の使用率についてコメントすることはない」と同氏は述べた。
またヒーピー氏は、劣化ウラン弾は現在ウクライナ軍の「管理下にある」とし、英国防省は放射能を持つ劣化ウラン弾がどこで使用されているかを監視していないとも述べた。「国防省はウクライナ軍が劣化ウラン弾を発射する場所を監視していない」という。
劣化ウランは通常、濃縮ウランを製造する際の副産物として作られ、非常に密度が高いため、戦車の装甲を貫くのに有効な金属となる。放射性物質であるため、癌や出生異常の原因とされている。とくにイラクでは、湾岸戦争と2003年の侵攻で、米軍が膨大な数のこの問題ある弾薬を使用した。
ロシアは以前、ウクライナでの劣化ウラン弾の使用を「汚い爆弾」と同じように扱うと警告した。英国はロシアの警告を無視し、3月に初めて弾薬の送付を確認した。これに対しロシアのプーチン大統領は、ベラルーシに戦術核を配備すると発表した。
米国がキエフに供与した歩兵戦闘車「ブラッドレー」には劣化ウラン弾を搭載できるため、米国もウクライナに劣化ウラン弾を送ることができた。しかしホワイトハウスは、ウクライナに到着したブラッドレーに劣化ウラン弾が搭載されているかどうかを明らかにすることを拒否している。
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