タッカー・カールソン氏、二大政党とメディアを批判
RT
(2023年4月27日)
米報道局FOXニュースの元司会者タッカー・カールソン氏は動画を公開し、降板後初めて公に登場した。動画で同氏は米報道機関を非難し、米国のメディアでは主要な問題について真の議論が「許されない」と述べた。
Tucker Carlson speaks for the first time since his firing from Fox News. If you thought he was in the media’s bad books before…
— RT (@RT_com) April 27, 2023
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カールソン氏は27日朝(現地時間)にツイッターで公開した映像で、長年出演していた番組「タッカー・カールソン・トゥナイト」でおなじみの独白を行なった。動画の投稿も以前の番組の時間帯に合わせた。
カールソン氏は今週初めに報じられたFOXニュースからの解雇については直接触れなかったものの、主流メディアに対し痛烈な批判を展開。テレビのニュース番組での議論のほとんどは「見当違い」で「信じられないほど愚か」であり、重要な話題は触れられないままだと述べた。
「紛れもなく大きなテーマ、我々の未来を決定づけるようなテーマが、事実上まったく議論されていない。戦争、市民の自由、先端科学、人口動態の変化、企業権力、天然資源などだ。これらの問題について最後にまともな議論を聞いたのはいつだろう。米国のメディアでは、そのような議論は許されない」
さらにカールソン氏は、米国の二大政党が「自分たちの利益になることで同意し」、今では「盛んに結託」して有意義な議論を封殺していると主張。米国の支配層は「説得をあきらめ」、今では「力に頼り」、検閲を強めていると述べた。
カールソン氏はこう続けた。「突然、米国は一党独裁国家そっくりになった。これが憂鬱な実感だ。しかし永久に続くわけではない。今の体制は長続きしない……。この時代はそもそもあまりにも馬鹿げているから、続かない」
カールソン氏が24日にFOXを去ったことは、同局を大きく揺るがせた。同氏のゴールデンタイムの番組は、ケーブルニュースで最も視聴率の高い番組の一つだったからだ。カールソン氏が解雇されたとの報道にもかかわらず、FOXは「別れることに合意した」と発表し、それ以上の説明を行わなかった。今回の決定により、FOXの視聴率と市場価値はすでに低下している。
カールソン氏はFOX在職中、左派やリベラル派の評論家から「ヘイト」や「偽情報」を流布しているといつものように非難され、保守派の視聴者からは大きなファン層を獲得していた。同氏の番組は時折、米政府関係者の怒りを買い、国防総省のジョン・カービー前国防総省報道官は2021年の記者会見でカールソン氏に向け、軍は「トークショーの司会者から……アドバイスを受ける」ことはないと強調したこともある。
US becoming ‘one-party state’ – Tucker Carlson — RT World News [LINK]
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