A New “Godfather” of Neoconservatism for the Twenty-First Century [LINK]
【海外記事より】トム・ディロレンゾ氏は、2026年3月29日付の論考において、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領を、21世紀における新保守主義、いわゆるネオコンの新たな「ゴッドファーザー」であると論じています。かつてネオコンの創始者として知られたアーヴィング・クリストル氏は、1980年代のレーガン政権下で政治的な影響力を強め、その後のアメリカの外交政策を主導しました。
クリストル氏によれば、初期のネオコンはかつての共産主義者、特にトロツキストであり、社会主義の失敗を受けてその衝動を抑えたものの、帝国主義的な外交政策や国家至上主義、シオニズム、そして古典的自由主義への敵対姿勢は維持し続けました。クリストル氏は生前、レーガン政権の減税や規制緩和といった自由主義的な経済政策を支持していましたが、その真の目的は、侵略的で帝国主義的な外交政策を維持するための税収を確保することにありました。同氏は、その外交政策の主目的を「アメリカではなく、イスラエルを守ること」であると明言していたと、この記事は指摘しています。
クリストル氏が2009年に亡くなってから、ネオコンは長らく指導者を欠いていましたが、ディロレンゾ氏はそこにミレイ氏が登場したと述べています。ミレイ氏はレーガン氏やトランプ氏を偶像視し、自由主義的な経済政策を称揚する演説を繰り返していますが、その実態はクリストル氏と同じくシオニストであり、帝国主義的な外交政策を掲げる人物であると分析されています。同氏はガザ地区での軍事行動やイランへの爆撃、北大西洋条約機構、いわゆるNATOのあらゆる行動を支持しており、アルゼンチン国内でも国家による監視体制を導入しました。
この記事は、戦争こそが国家を肥大化させ、個人の自由を破壊するものであるという見解を示しています。戦争が終わっても、政府が有事の際に獲得した緊急権力をすべて返上することはありません。そのため、ミレイ氏がどれほど無政府資本主義や経済的自由を口にしたとしても、その好戦的でネオコン的な姿勢は、自由主義的な側面を上書きしてしまうものであると批判的に紹介されています。ラテンアメリカで自由主義を学び始めた人々が、ネオコン的な終わりのない戦争を支持することこそが自由主義の本質であると誤解してしまうことを、この記事は懸念しています。
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