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2026-03-27

真の脅威はインフレ

Peter Schiff: War Spending is a Bigger Threat than Iran | SchiffGold [LINK]

【海外記事より】ピーター・シフ氏は自身のポッドキャスト番組で、現在の米国政府による戦争支出の急増と、それに対する市場の反応について見解を述べました。シフ氏は、米国人にとっての真の脅威はイランのような外国勢力ではなく、国内で積み上がる債務とインフレであると警告しています。番組の中で同氏は、政府が戦争費用をどのように賄うのかという問いに対して、当局者が回答を避けていることを批判しました。増税や歳出削減を行わないのであれば、残された選択肢はさらなる借金しかありません。すでに年間数兆ドルの借入を行っている中で、さらに数千億ドルを上乗せすることは経済にとってシステム的な脅威になると指摘し、最大の敵は首都ワシントンにいると主張しています。

また、シフ氏は現政権の政治的な発信に対しても強い不信感を示しています。トランプ政権の閣僚や当局者の発言を鵜呑みにすべきではなく、メディアや市場もそれらを慎重に見極める必要があると述べています。同氏によれば、大統領の発言は価格を動かすための市場操作の一種である可能性があり、事実に基づいているとは限らないからです。特に、中東での戦争が長引けば連邦準備理事会による利下げが遠のくという見方が市場にはありますが、シフ氏はこれを否定しています。FRBが金利を据え置いている間もインフレは悪化し続けるため、名目金利が変わらなくても実質金利は下がり続けます。金利がつかない資産である金にとって重要なのはこの実質金利であり、現在の無謀な財政環境において金は有効なヘッジ手段になると強調しました。

最後に、シフ氏は現政権の姿勢に潜む皮肉を指摘しました。かつてトランプ氏は、当時のオバマ大統領が自身の失政や経済の弱さから目をそらすためにイランと戦争を始めるだろうと繰り返し批判していました。しかし現在、トランプ氏自身が戦争を始めることで、物価上昇などの経済的問題を戦争のせいにする口実を得ようとしているのではないかと分析しています。かつて他者の手法として批判していた「経済の弱さを隠すための気晴らしとしての戦争」を、自ら実行している可能性があるという見方を示しました。同氏は、こうした政治的な動きに惑わされることなく、健全な通貨と金による資産防衛の重要性を改めて説いています。

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