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「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2017-06-07

うぬぼれた科学者たち

正統とされる気候変動論の大きな問題の一つは、うぬぼれた科学者たちが経済や政治の専門家ではないことだ。一体どうすれば反射能の専門家が、気候変動が現在はおろか、50年後の世界にとって良いか悪いか、意味のあることを言えるのか。

かりに温暖化が本当だとして、最善の策はなんだろう。適応は有力な案だ。何もしないこととは違う。経済の自由化で国々を豊かにし、適応力をつける。オランダでは水位が上昇しても生活するすべを見いだし、香港では岩上に都市国家を築く。

行動が重要だと主張する人は、現在検討されているどの政策も温暖化を和らげるのに不十分だとしても「何か始めなければ」と言う。しかしなぜ効果のない政策を始めるのか。重税を課し、貪欲な政府を養うことを正当化するにはお粗末な論法だ。

Max Borders, Twenty Two Ways to Think about the Climate-Change Debate (2015.4.22, fee.org)

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