規制当局やその関係者に言わせると、規制の目的は崇高な「公益」の促進にあるという。ところがその建前にはほど遠く、規制当局の本当の目的は、規制当局そのものの発展促進にある。規制組織は自身を守るために存在するのだ。
「もし社会主義者が経済学を理解していたら、社会主義者にはならなかっただろう」という言葉が的を射ているかどうか疑わしい。社会主義国を建設する目的は社会主義のさらなる促進であり、社会の改善でも経済的繁栄の促進でもないからだ。
経済活動は目的を達成するための手段であり、その目的とは人々が自由に富を手に入れ、生活水準を高めることである。しかし社会主義者はそう考えない。社会主義の目的は社会主義である。より正確に言えば、理想上の社会主義である。
William L. Anderson, The Goal of Socialists Is Socialism — Not Prosperity (2017.2.13, mises.org)
1 件のコメント:
社会主義者の最終目的は、権力を独占する事。権力により人々の全てを管理し財産を搾取し、自分だけ自由に振る舞うこと。社会の発展や国民の自由や国民が裕福になる事などに興味はない。権力の座に就けば社会が衰退しても気にもしない。
日本の社会主義者は大半が野党だから、政府の悪口を言って票に変える事で生活している。
人間の好物は人の悪口である。悪口を書かない上品なマスコミは、売れないから、すぐ倒産するだろう。
もしあなたが、何か事件が起きる度に、政府が何もしないからいけないんだと決めつける様では、容易にマスコミと社会主義者と官僚につけ込まれてしまう。
社会主義は、全体主義の一派であり、共産主義、官僚権威主義、軍国主義なども全体主義の仲間である。
全体主義とは、政治権力階層と経済権力階層を一致させ、異論を認めない思想だ。
どんな自由主義の政権でも長期政権になれば、既得権益のしがらみに絡め取られ、徐々に権威主義に変質して行く。いわゆる保守主義とは、何かの権益権威を守り保つ事に過ぎないからやはり権威主義の一種に過ぎない。
個人にとって自由主義の弱点は、リタイアできる財産が貯まるまで市場で努力し続ける必要があることだ。たとえ政治権力を握っても任期は数年で終わる。ところが、全体主義は、権力を握るまで努力し続ける必要があるが、一旦権力を握れば後はやりたい放題、必ず任期も延長する。人々は努力を好まないから、社会主義と権威主義はしつこく蔓延るだろう。
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